獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

豊中市の視覚障害者の数はたった844人、0.2%しかいないのね。しかも、そのうち65歳以上の割合がなんと!!

2024-01-31 20:28:19 | 網膜色素変性症と私
65 75

目が見えなくなって10年。私ももうすぐ50歳。目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。この目の病気は夜ものが見えないからはじまって、視野が狭くなる、そして視力低下。だんだんと進行していく病気。

私が、まだ目が見えていたころ、視覚障害者の集まりに参加してみておもったのは、参加者はおじいさんおばあさんばかり。30代の私からみれば、みんなおじいさんおばあさんに見えたけど、今思うと50代後半の人は、その時の私からすればおじいさんおばあさんに見えたのね。そんな私も50歳。もうすぐおじいさんって見られるんだろうな。

視覚障害者は、そのほとんどは、おじいさん、おばあさんばかりという私の思い込み。でも、それは思い込みではなく、事実なのね。

私が住んでいる豊中市では、何年に一度、障害福祉計画というものが策定される。豊中市の障害者の人数や、必要な福祉サービスの量などをさだめる計画。

その福祉計画の改定にあたり、現在、意見公募、パブリックコメントの受付がはじまっている。計画の素案にたいして意見を募集している。その受付は2月20日まで。

今回の前の計画のパブリックコメンとに意見しようとした私。でも、その時の素案は、図表ががたくさんつかわれていて、視覚障害者、音声読み上げパソコンで認識するのはひとくろう。そこで、別にエクセルの表を提供してもらったけど、やっぱり、読みにくい。文章の中に表があってこそ、よみやすいのよね。
そこで、豊中市に要望、先月要望。視覚障害者でも、福祉計画の素案をちゃんとよめるようにしてほしい。素案の中の図表はことばで説明してほしい。

そうお願いしていたら、パブリックコメントの受付がはじまった今日、素案がネットで公開。PDFのほかに、テキスト版もちゃんとアップされていた。しかも、このテキストは、表はなく、表をすべて文章に置き換えてくれている。うれしいね。いままでは、その氷河よみとれなかたけど、今回はちゃんと読み取れる。

その表をことばで置き換えたところに、豊中市の障害者の数、年代ものっていた。

一部抜粋すると

2023年度の豊中市の人口は、399,029人

そのうち、障害者は22,070人で、人口に占める割合は  5.5パーセント

障害者22,070人の内訳は、
身体障碍者 13,669人  
知的障碍者 3,700人  
精神障害者 4,701人  

身体障碍者 13,669人の内訳は
視覚障害 844人  
聴覚・平衡機能障害 1,058人  
音声・言語・そしゃく機能障害 256人  
肢体不自由 7,023人  
内部障害 4,488人  

豊中市の視覚障害者は844人なのね、豊中市の人口のわずか0.2パーセントしかいないのね。

この視覚障害者844人のうち、65歳以上の視覚障害者は631人で、割合は74.8パーセント。
  

視覚障害者 844人のうちわけ
0才~17歳 8人  
18才~39歳  44人  
40才~64歳  161人  
65歳以上  631人  


数年前まで65歳以上の視覚障害者は70%だったけど、ここにきて75%まであがっているのね。65で75、おぼえやすいね。

どうりで、視覚障害者のあつまりにいくと、おじいさんおばあさんばかりなのもうなづける。

ということで、まだ40代の若い私、盲人ウエカジは積極的に意見していかないとね。

みなさんも、ぜひ、豊中市の意見公募、パブリックコメントに意見を提出してね。私は、遠隔ビデオ通話での代読サービスを要望しようとおもいます。そして、もちろん、同行援護月50時間を月80時間以上にひきあげることを要望します。みなさんもぜひ。要望してね。

第7期豊中市障害福祉計画・第3期豊中市障害児福祉計画(素案)への意見募集について 豊中市はこちら

【テキスト版】第7期豊中市障害福祉計画・第3期豊中市障害児福祉計画(素案)(テキストファイル:316KB)はこちら

PS
今日、無事、法務局からメール、マイナポータルにメッセージ、私が設立した、合同会社が法人データーベースに登録されていた。よかったよかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする