愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

現在(いま)という大切な日々

2009-07-09 18:10:26 | 日記
 1995年3月、生後まだ3か月ほどのシェラ(雑種♀)と出逢った。捨てられ、近所のペット病院に保護されていた。丸々と太った真っ黒な毛並みの仔犬だった。
 お世辞にも器量よしとは呼べないが、愛嬌のある顔である。出逢いは運命と決めて迷わずわが家につれて帰った。

 4年後、やはり生後3か月のムギ(Wコーギー♀)がわが家の娘に加わる。ダックスフントの仔犬を見に行ったらいなくなっていて、軽い気持ちで抱いたコーギーがやたらぼくの顔を舐めるので離せなくなり、気がついたら買っていた。

 シェラとは14年、ムギが加わって10年  
 彼女たちがくれた日々のなんと楽しかったことか。
 しかし、時間は確実に、無慈悲に過ぎていく。ふたりともすでに老犬の年齢に達している。ぼくたち夫婦も60代のなかばを迎えた。シェラとムギがぼくたちの最初にして最後の飼い犬になるだろう。

 そう遠くないかもしれない別れの日のために、残された日々の思い出を綴っていきたい。