愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

梅雨が明けたけど

2009-07-15 18:47:59 | 日記
 昨日、関東甲信越には梅雨明宣言が出た。いよいよ夏である。
 今朝の6時過ぎにわんこたちと散歩に出ると、昨日の朝とは明らかに違う、まさに「夏の朝」を実感できる空気が待っていた。肌にカラッと感じる空気だ。だからといって油断は禁物、侮って飛ばすと大汗をかくことになる。
 日陰を選んでゆっくりと歩かなくてはならない。涼しく感じても太陽は真夏のエネルギーを放出しているのだから。写真のようにわんこたちに襲いかかる光が違う。
 
 夏だからと浮かれていられるのは人間だけだ。毛皮に覆われたわんこたちに、東京の夏は地獄の季節以外のなにものでもない。日陰を選んでゆっくり歩いても、近所をひとまわりして家に戻れば暑さに喘いでいる。
 
 夏場だけでも、6時過ぎなんていう時間ではなく、もっと早い時間に散歩に連れて行ってやりたいのだけど、宵っ張りの飼い主はなかなか早起きができない。
 シェラを飼った最初の年――いまから14年前のぼくがまだ50歳だった夏は、いつも午前5時くらいに起きて1時間くらい散歩をしていた。何よりもわんこのいる生活がうれしくてならず、早起きも、少々長めの散歩もまったく苦痛ではなかった。

 何よりも、まだいまよりもはるかに若かった。それに、生来、あまり寝なくても平気だった。わんこたちとともに、ぼくも年をとった。年相応にリタイアしていれば、夏場くらいは涼しい時間帯に起きてやることもできるだろうが、まだ現役を張っている身としては早起きなんて夢のまた夢。
 
 わんこたちはぼくに追いつき、追い越して老いていく。人間と同じで、朝、早く目が覚めてしまうらしい。老いてこらえ性がなくなったのか、半年ほど前から目が覚めれば散歩の催促をする。 

 今朝も5時半ごろから、シェラが寝室にやってきて、「散歩に行こう」と吠えていた。ベッドから腕を伸ばせばそこへやってきて、「撫でて」とばかりぼくの手を自分の前肢で引っかいたり、頭をすり寄せてきたりする。
 起こされるよりはましだから、ぼくも半分眠りながらしばし頭や喉、胸のあたりを撫でてやる。それだけで、5分もしないうちにおとなしくなる。
 
 そんなふうに甘えてもらえるうちは幸せだと思うし、ちっとも苦痛ではない。