愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

気が抜けない

2009-07-14 20:19:56 | 日記

  このところ、朝の散歩であまり草を食べていなかったコーギーのムギが、今朝は公園の草地でせっせと食べていた。シェラと違って、あまり吐いたりしない子だけど、いざ、吐くとなると激しい。
 
 シェラの場合は、草を食べたあとに静かに座り込み、胃の腑の奥からこみ上げてくる嘔吐感をじっと待つ……というより、自分で嘔吐感を呼んでいるのがわかる。

 やがて、二度、三度と背中を震わせ、上半身を痙攣させて喉を逆流してきた胃液を目の前に吐き出す。いましがた食べたばかりの草の葉が混ざった鮮やかな黄色の粘液である。
 
 が、それで終わったわけではない。必ずつづけてもう一度、同じように胃液を吐く。二度目の粘液は血の赤い濁りが混ざっている。たぶん、喉か食道付近の毛細血管が切れたのだろう。吐き終わったあとはすっきりした顔で何事もなかったように歩き出す。
 ムギの嘔吐は、まず、激しく咳き込み、「ゲー! ゲー!」と苦悶の音ともに、「ゲボッ!」と吐き出す。たいてい一回こっきりで終わる。 

 どちらにしても後始末が厄介だ。
 間に合えば、用意の新聞紙で受けてビニール袋にくるんで持ち帰れるが、外したときは手持ちのビニール袋にできるかぎり収納し、路面の痕跡は持参のペットボトルに入れた水で洗い流す。
 オシッコを洗い流していて水を使い切ってしまい、あとから洗いに出直したこともある。だから、帰り着くまで、嘔吐用に1本、水入りのペットボトルが手放せない。

 わんこの散歩もなかなか気が抜けない。