どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「炎のいけにえ」

2010年07月15日 | 映画
DVDで「炎のいけにえ」を鑑賞。先日見た「4匹の蠅」にも出ていたミムジー・ファーマー主演のイタリアのジャーロ映画。
冒頭から連続の自殺場面で始まり死体解剖とかいかがわしい雰囲気がプンプン。そして新たな自殺死体が出てくるが、それは他殺かもしれない。となり主人公の周りに怪しい連中がいたり事件が起きたりする展開。っていうか主人公が一番怪しかったりもしたのですが犯人は一体誰?という正統派な犯人探しのジャーロ映画でした。
前半は良かったのですが途中からダレる展開となり、出てくる人逹の関係性や顔がごちゃごちゃになってきてよく分からないエピソードの連続にいまいちついて行けなかったかな。
最後まで見ると思ってもいなかった犯人が分かりやすく描かれて単純明快に結末を迎えましたが、結局途中のあの場面の関係は何?とか意味の分からない所やら繋がりを感じないものがいっぱいあってなんか消化不良ぎみでした。
また沢山の死人が出る映画ではあるが殺人場面は無くみな自殺という展開なので恐怖感というのが無く唐突なのでサスペンス効果はあまり感じられませんでした。しかしリアルな死体の写真とか随所に出てきたり・・と
ただなんだかよく分からないいかがわしい雰囲気はありました。
期待した割にはいまいちな映画でしたが、見れて良かったです。
DVDはパル変換のせいなのか不良なのか動きの多い場面なんかでフィールドの走査線が目立ち、がっかりな画質でした。高いくせになんだよって感じです。特典は予告編とポスターのみ。なんとなく思ったんだけどこの映画は本筋よりも関係のないエピソードやらの場面の方が印象的で面白い映画だったように思う。

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