どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ぼくのエリ 200歳の少女」

2011年06月14日 | 映画
DVDで「ぼくのエリ 200歳の少女」というスウェーデンのバンパイア映画を鑑賞。某監督にお薦めされて見たくなった映画でした。
深度のある撮影が美しくスローなテンポで展開する物語は台詞ではなく映像でじっくりと語るもので色々と言葉でなく映像から想像や理解が出来ました。
VFXも丁寧な作りで効果的に使われていていた。
実に切なくも純粋な愛の物語でした。邦題で200歳の少女ってありますが200歳とは映画の中では言ってないですよね。そこは曖昧でいいと思う。エリのパパという事になってた中年男も幼少期にエリと出会ってずっと支えていたという所が切ない。そしてそんな関係がいつから何代続いているのか考えると恐ろしくもある。ホラー映画というよりも青春純愛映画でした。
スウェーデンの寒そうな雪の世界が冷たく繊細な物語の雰囲気を醸し出していた。役者もみなとても良かったです。
このジャンルの映画で久々に心に残る映画でした。


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