どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ヒューゴの不思議な発明」

2012年03月10日 | 映画
レイトショーで「ヒューゴの不思議な発明」を3D字幕版で鑑賞。後ろから1つ前の真ん中より少し左の席にて。
予備知識は殆どないままの鑑賞でしたが、素直に良かった。感動したし涙もした。良い映画でした。
冒頭から3D効果を上手く生かした演出で、こんなに3Dを演出的にも技術的にも内容的にも効果的に使われた映画って久しく見てないんじゃないかなぁと感じながら鑑賞してました。そして映画の内容的にも映画がマジックであった映像の魔法と夢を描いており最新技術でなく昔の色あせない映画の魔法の面白さや夢を感じる事が出来て懐古主義ではなく素直に物語としても気持ちが入ってゆけて感動出来ました。なんとなく見ていると物語の先は感じる事は出来たのですが、それらが上手く伏線になっていて見事な芝居の子役やその他の役者達のキャラクターが感情揺さぶる良い芝居を見せてくれました。アカデミー賞は結構逃したらしい情報は知っていたのですが、やはり僕はアカデミー賞とは肌が合わない事が多いので納得です。受賞を逃した映画の方が僕にとっては当たりは多いと思います。
最優秀3D映画賞ってのがあったら僕ならこれにあげたいです。前半の一部には3D的にキツいカメラワークと編集は感じられたが他はとにかく見事でした。
泣けたポイントで渋い所では図書館の親父のクリストファー・リーとのやりとりでした。他はまぁ普通に定番なポイントだったと思う。ここでは見てない人も多いと思うのであえて書かないけれど。
おいらも現在3Dの某映画に仕事で関わっているが、ずっとやってると色々と分からなくなる部分もあるが初心に戻って3D映像の面白さや目標のひとつの理想が見えて勉強になり、見れて良かったと思う。色々細かい問題点もあるが、良くなるように合成の馴染みばかりにこだわるのでなく3D的な観点からももう少し頑張りたいと思えました。
飛び出すアレな楽しめる映像を残したい。飛び出しでは負けてない部分もあると思う。


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