どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ザ・ホール」

2012年05月28日 | 映画
先日ジョー・ダンテ監督好きな人からDVD発売されてるよと教えられて早速ネット注文したDVD「ザ・ホール」が届き鑑賞。この映画は数年前に作られてる事を知って久々のジョー・ダンテ監督の新作が見れるかも。しかも3D映画という事で楽しみにしていた映画だったのだが、その後日本で公開される事もなく聞かないので残念であり見たいけど見れない映画でした。DVDスルーという事で失敗作?なんて恐れもありましたが、やっと見れるようになったのでやはり見たくて見たのですが、普通に面白い映画でよく出来た作品でした。役者はあまり有名な人は出てないけどみんな自然で魅力的なキャラクターで楽しく見れました。そして本当にチョイ役ですがディック・ミラーさんも登場し健在ぶりも見せてくれてジョー・ダンテらしい映画を楽しめた。随所に3D効果を意識した演出や見せ方もあり本当は劇場で3Dで見たかったなぁと思いました。この出来映えならば十分に日本で劇場公開しても良さそうなのにな。役者に売りになるような名前が無かったからかな?
お話としては引っ越ししてきた家の地下室に鍵のかかった扉を発見して、その扉を開くと穴があって何があるか分からない。その穴の謎と恐怖でひっぱる物語で「世にも不思議なアメージング・ストーリー」の1話のような内容です。ちょっと展開にメリハリが少ない部分はありますが3Dで見るとちょうどいい編集だったかもしれません。尺も全部で90分程だし見やすい映画だと思います。
穴の見えない恐怖とかピエロの不気味さとか最後の歪んだ世界の美術だとか子供の頃の想像力を刺激させられる怖さみたいなゾクゾク感とワクワク感を味わえました。
子供っぽさの残るティーン・ムービーで健全なホラー仕立ての青春冒険ファンタジー映画でした。どこかトビー・フーパー監督の「遺体安置室 死霊のめざめ」に似たティーン・ムービーならではの良さも感じた。どちらも日本未公開でしたが、どこか子供っぽいけど憎めない良さが出ていて好きな映画です。

アメリカ版のポスターを見るとホラーっぽい印象がありますね。日本のDVDのジャケットは怖そうなイメージがありませんね。日本の宣伝の方が上手いと思いました。ホラー映画だと思って見るとちょっと残念かもだけど、なんか謎の冒険もの?と思って見るとちょっぴり怖さもあって楽しめると思うから。だけどデザインとしてはアメリカ版の方が好き。「グレムリン」のポスターと同じく見せないワクワク感があります。




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