どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「スターマン 愛・宇宙はるかに」

2018年06月07日 | 映画
ブルーレイで5.1ch 大画面で久しぶりにじっくりと映画「スターマン 愛・宇宙はるかに」を鑑賞。
やっぱり良い映画で脚本と構成に演出に音楽に役者陣が素晴らしいです。
広大なアメリカの風景もやわらかい映像のトーンも良い。冒頭はホラー的な緊張感で始まりスターマンが何者なのか謎ですが徐々にユーモアを感じる場面から暖かみのある愛の物語へと移行してゆき最後はSFアクションと特撮を絡めて派手になりつつも芯の部分では愛の物語として盛り上がり最後は不思議な感動と共に終わります。
何気に大学教授のシャーマンの役柄も活きていて好きです。最後に葉巻をふかす所とか何だかスカッとするものもあります。
カレン・アレンとジェフ・ブリッジスの2人が本当に良くて愛とは自分の事よりも相手の事を想う事という素晴らしいテーマを伝えてくれます。
初めて劇場で見た時はジョン・カーペンター監督の映画って事でホラー的な内容も結構あるのかと思いましたが結果的にド直球な恋愛物語で驚きと共に最高に気に入りました。
劇場で見た初めてのカーペンター監督作というのもあり彼の作品で一番好きな映画です。
ラストの玉が何なのか意味深で悪く捉えると恐ろしいものにも思えますが、ここは素直に素晴らしい良いものとして捉えたいと思います。
5.1ch での音楽はより沁みますねぇ。
随分と昔の映画ですが僕にとっては色褪せないSFファンタジー映画の大傑作!自作「油揚げの儀式」への影響も大きいです。


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