どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「レポマン」

2019年02月03日 | 映画
ブックオフで映画「レポマン」の中古ブルーレイを見つけて特典映像も満載だし…という事でちょっと高いけど購入しちゃいました。昔、何も知らないで試写会かで見て色々と斬新で驚きと楽しさと共に印象に残った映画でした。DVDも持ってて好きな冒頭とラストだけは何度も繰り返し見てたのですが全編見直すのは今回久しぶりでした。冒頭から前半部分はとても面白くてグイグイ引き込まれますが中盤はちょっとダレる印象でしたね。僕が好きなのはUFO絡みのシーンで低音の効果音が効いた場面が多いと再認識。
その車を運転する親父がデニス・ホッパーに似てるなぁなんて感じたり。
小道具の物達がP.I.L.のアルバムのデザインとそっくりな事にも気が付きました。全体的にユーモアのある脱力感と音楽の使い方がとても良くて好きです。キャラの濃い味のある役者達も魅力です。そして、やっぱりラストの車が空飛ぶ何だか良く分からないけどどうでもいいや!的な高揚感に包まれるシーンからのイギー・ポップの主題歌と上から下へスクロールするエンドロールの流れは最高に好きな場面です。
特典映像も見てみるが色々と興味深く政治的な部分というのが僕が認識している以上に含まれているとかH.Dスタントンは小難しい考えを持った人だったんだなぁ~と感じつつも言ってる事は何か正しいなと理解出来たり未公開シーンを楽しんだり出来ました。
テレビ放送版っていう別編集版は最初の方しか見ませんでしたが画角の上下も多く見れたりしていつかちゃんと見てみたくなりました。
翌日と翌々日にかけて全部見た。編集と音声の入れ替えが結構ありましたね。最後の曲にイギー・ポップのボーカルが無いのにも驚き。色々と汚い言葉を修正して見せれないものを見せないで成立させる工夫が興味深かったです。


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