小説も読んでてテレビ番組用にフェイク予告編映像を作った事もあるフランツ・カフカの「変身」の映画版を大画面にて初鑑賞。
ジャケットを見ると蝿になってますが本編には蝿男みたいな奴は登場しません。原作と同じくゴキブリみたいな虫になってました。CGで作られてましたが思ってたより良い感じに出来てました。原作も部分的にはよく覚えてたけど殆ど忘れていた。あの原作をどう映画にしたのか?と興味がありましたが思った以上に忠実にしっかり映像化していたと感じました。笑うに笑えないような変なユーモア感じる部分もあったりしてしっかり不思議な切なさや色々と感情移入出来ちゃう感覚もあったりしました。
最初の方でナレーションの心の声の響きが心地良くもあり睡魔に襲われちゃいましたが途中からは集中して見る事が出来ました。下手したらB級な安っぽいくだらない映画かな?と思ったりしてたのですが、予想以上に良い映画で最後は何とも言えないもの悲しさと静かな安心感のようなものも感じれて良かったです。妹役の女優さんが少しウィノナ・ライダーっぽい美人さんで魅力的でした。ラストは彼女のアップで終わります。