気になっていたデビッド・クローネンバーグ監督のカーレースものの映画「ファイヤーボール」を5.1ch 大画面にて鑑賞。
何というかクローネンバーグ監督っぽさが全然感じられない毒の無い普通な映画でした。撮影がとても綺麗で空や車のロゴや美女達がとても素敵に撮られていました。主題歌的な音楽が色々流れてゴキゲンな感じもありましたがレース場面の盛り上がりというのは一瞬過ぎて案外あっけない印象もありました。レースの種類がマニアックというか地味ですが細かい部分で興味深い面もありました。お話自体は特別盛り上がるものはあまり無く後半は結構無茶苦茶な展開も見せるのですが物語よりもキャラクターの個性に車そのものの魅力で見せてくれる映画でした。
難解で台詞ばかりのクローネンバーグ監督の最近の映画とは真逆の分かりやすくて中身もスカスカな見た目的には何か消化不良気味だけど変な気持ち良さもある映画だったかな。
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