どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「聖地には蜘蛛が巣を張る」

2023年06月17日 | 映画
「ボーダー 二つの世界」の監督の新作「聖地には蜘蛛が巣を張る」の予告編を見て観に行きたいと思っていたのだがタイミング逃してしまい上映は終わっていた。だけど遅れて川崎市アートセンターという所で上映しているという事で初めて行ってきました。1日1回上映で早く着き過ぎてチケット購入後に駅周辺をウロウロと時間潰しで散策。暑い上に混んでて何処もいっぱいでした。
暑くて疲れ果てていたので劇場は快適で最高だったけれど睡魔にも襲われてしまうという状態での鑑賞となってしまいました。
冒頭で衝撃的な殺人場面が描かれて犯人は誰か?を追う物語だと思ってたのですが、犯人は直ぐに顔も分かり犯人側の行動と犯人を追う女性記者の行動とか淡々と交互に描かれてゆく展開でした。
罪の意識とかを持たない考え方の違う独自の正義感による殺人だとか社会の問題や宗教的な問題が何ともキツく重く考えさせられる内容でした。実話というのが更に恐ろしさを感じました。役者陣の存在感や芝居が素晴らしく真実味を持って見れました。




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「スターシップ・トゥルーパーズ」

2023年06月16日 | 映画
大好きな映画「スターシップ・トゥルーパーズ」を大画面にて鑑賞。久しぶり過ぎて懐かしい感じもしましたが沢山のバグとの戦闘場面は凄い迫力です。学園恋愛物語から軍隊入隊に戦場に出ての物語が流れるように進み時に馬鹿っぽくもありますが政治的な事柄等も風刺を込めて描かれてます。アメリカの軍隊らしさが出てました。今見ると一部合成が微妙な所もありましたがバグの大群とかデザインも良くて見応え充分でした。エンドクレジット見てて色々な会社がVFXに関わっていたのが分かりました。ティペット・スタジオにILMにボススタジオも絡んでましたね。見事な切株特殊メイクはケビン・イェーガーで豪華なスタッフ陣の映画でしたね。
続編も見直したくなりました。






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「BECKY/ベッキー」

2023年06月16日 | 映画
ちょっと気になっていた映画「BECKY/ベッキー」を大画面にて鑑賞。最初の方で睡魔に襲われてしまい脱獄囚達がベッキー家族と出会う所は覚えてなかったんだけど父の再婚予定の女性が足を刺された叫び声で起きて、そこからはちゃんと見れました。まぁ大体の流れは分かるのでそのまま普通に見れました。父親を殺されてからの復讐劇が見所でなかなかエグくも痛快にランボーかジェイソンのように脱獄囚達を殺してゆきます。色々とツッコミ所はあったけどベッキーが怒りで覚醒してからは頼もしく面白く見れました。ベッキー役の女優さんのファッションや存在感が良かったです。そして、脱獄囚達が欲しがってた鍵は何の鍵だったんでしょうね?
なんか続編も作られたとか!日本での公開はあるのかな?








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「テリファー 終わらない惨劇」

2023年06月13日 | 映画
先日見たホラー映画「テリファー」の続編「テリファー 終わらない惨劇」を仕事帰りに渋谷まで観に行きました。ざっくりとは前作との繋がりはありますが物語としては新たな筋が徐々に明らかになる展開で焦れったく描かれてました。合間に殺人ゴア場面が何度も登場します。なかなかグロい描写が炸裂しますが懐かしの80年代のホラー映画へのオマージュというか連想しちゃう場面が多かったですね。「マニアック」「フェノミナ」「エルム街の悪夢」「悪魔のいけにえ2」なんかを思い出した。
恐怖感を味わうというよりも何か分からないけど、どうなるのか目が離せない感じで見続けてたような感じで全体的に長いなぁとも感じました。脚本の構成とか工夫はあったけど基本的に一本調子な展開の繰り返しだったからね。最後の方の展開はもう無茶苦茶で互いに不死身で何でもありでまぁB級ホラーアクション映画っぽい楽しさはあって面白く見れたかな。
今作もピエロのキャラクターの笑える狂気というか存在感が良かったですが似たような女の子バージョンのキャラクターも出てきて、そいつの仕草や表情がゾッとするインパクトがありました。
特殊メイク効果が沢山見れる病んだユーモアと拘り感じるグログロ・ホラー映画でした。




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「シリアル・ママ」

2023年06月12日 | 映画
ジョン・ウォーターズ監督の明るくぶっ飛んだ殺人鬼コメディ映画「シリアル・ママ」をブルーレイで5.1ch 大画面にて久しぶりに鑑賞。初めて見たのは恵比寿ガーデンシネマというオシャレ系ミニシアターででした。印象に残っていて大好きな場面は包丁片手に全力で走るママの場面でしたが見直すと思ってたより短い1カットだったんですね。だけど強烈に印象に残る素敵場面です。それから「アニー」のトゥモローな曲に合わせての撲殺場面は音楽とセットで記憶に残ってしまう可笑しな場面となっております。後半の裁判場面が思ってたより長かった気もしたけど忘れてる部分も結構あって再度楽しく見れました。
途中で出てくるパンクバンドのキャメル・リップスの演奏に歌も盛り上がりました。あそこも好きな場面です。
相変わらず個性の強いキャスティングが効いたイカした映画でした。






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「ラビリンス 魔王の迷宮」

2023年06月12日 | 映画
ブルーレイで久しぶりに「ラビリンス 魔王の迷宮」を5.1ch 大画面で鑑賞。何度も見た好きな映画ですが今見ると結構古臭く懐かしいという印象も受けました。デビッド・ボウイの音楽は凄く良くてラストの部屋のしんみりした曲からの音楽の盛り上がりとエンドクレジットは今見ても気持ちが良くて感動と幸福感に包まれます。
物語自体は案外都合が良くて微妙な所があるのですが世界感とキャラクターの魅力でグイグイと映像と音楽で楽しませてくれるファンタジー映画でした。
ジェニファー・コネリーも美しかったですね。








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「テリファー」

2023年06月12日 | 映画
現在公開中の吐く人や失神する人もいる程、グロくて残酷と評判の映画「テリファー2」がどんなものなのか気になっていたんですが前作見てないから見ないとダメかなぁ〜とようやく配信を大画面で鑑賞。
殺人鬼ピエロの表情や仕草が恐ろしくも可笑しくて強烈なキャラクターでした。残酷場面はグロかったけど思ってたよりは、まぁこんなもんか…って感じで結構展開も直前に読めちゃうものが多かった。編集を細かく刻んでるからか生々しさに欠けた感じもしたかな。
話には聞いていた人体真っ二つにされる女優さんはトロマの「帰ってきた悪魔の毒々ハイスクール」の主演女優さんでした。
公開中の続編は時間が合えば見に行きたいですが調べると尺が2時間超えるとの事でちょっとハードル上がった感じです。
今作は90分くらいで丁度良かったけどね。
「ハロウィン」と「悪魔のいけにえ」と「エルム街の悪夢」を足したような印象の映画でした。
残酷描写ばかりの陰湿な映画では無くちょっと可笑しさがある狂気じみた所がホラー映画として面白くは見れました。






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「ダーククリスタル」

2023年06月08日 | 映画
ブルーレイで「ダーククリスタル」を久しぶりに5.1ch 大画面にて鑑賞。人間が1人も出ず独特の異世界を見事に創り出しているパペット・ファンタジー映画で40年以上前の映画とは思えない程の凄い完成度で感心しちゃいます。CGでは無い着ぐるみやパペットの触れる質感というのが良いしデザインや美術が素晴らしい。初めて劇場で見た時は物語にもすんなりと夢中になって入ってゆけて見れた記憶があるのですが、今日は種族の名前やら説明がなかなかすんなりとは頭に入って来ずで集中力が途中で切れたりもする感じもあり、ちょっと話にのめり込むまでに時間がかかった印象だったかな。
だけど最終的には分かりやすく物語は落ち着くき気持ち良く見終える事が出来ます。音楽も良くて好きな旋律があります。
ネットフリックスでの新作ドラマシリーズも数話見ましたが世界観は同じでとても素敵で映像的には引き込まれるものがありましたが、話がなかなか進展せずで物語に惹き込まれずいつか全話見たいとは思いつつも途中で挫折したままです。




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「ポゼッサー」

2023年06月07日 | 映画
デビッド・クローネンバーグ監督の息子のブランドン・クローネンバーグ監督による映画「ポゼッサー」を5.1ch 大画面にて初鑑賞。父親譲りというか似た感じの雰囲気ある映画でした。映像や色使いに編集と美術なんかは良かったんだけどテンポが緩くて睡魔に襲われてしまう場面も結構ありました。興味深い物語でしたがなかなか進展しなくて全貌が見えて来なかったのが疲れていた身体には少ししんどかったかな。
精神がリンクしたりの脳内映像的な短いカットとビジュアルでとても印象に残る場面があって、その辺は見応えありました。最終的には物語も分かりやすく理解出来る流れではありましたが特別凄い感動や衝撃というものまでは感じられなかった。だけど独特の世界観に拘り感じる見せ方なんかは良かったです。






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「13 MOST BEAUTIFUL… songs for andy warhol's SCREEN TESTS」

2023年06月05日 | 映画
「13 MOST BEAUTIFUL… songs for andy warhol's SCREEN TESTS」というアンディ・ウォーホルのスクリーン・テストという白黒サイレント短編映画に音楽を付けたDVDを大画面にて鑑賞。
16mmで撮られた13人の男女の顔が延々と1カットで写しだされる映像ですが照明の印影がとても良かったりで動くポートレートというか壁紙として眺めるゆったりとした時間が過ごせました。音楽もそれぞれの映像に合った曲でとても良かったです。
瞬きしないで涙を流し続けるアンという女性にイーディにデニス ・ホッパーにルー・リードの映像と音楽は特にお気に入り。
このDVDは現在プレミア付いてか凄く高額になってます。調べると最近13周年記念のライブ演奏ツアーというのをやっていたらしいです。







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「LOU REED / BELRIN」

2023年06月05日 | 映画
大好き過ぎて何度見て聴いたか分からない音楽ライブ映画「ルー・リード/ベルリン」を5.1ch サラウンド環境での大画面にて久々に鑑賞。歌詞が全て字幕で表示されるので歌の物語にもすんなりと入ってゆけます。後半の哀しく切ない展開に涙が溢れました。サラウンド効果も素晴らしく没入出来ました。そして最後の悲しみの歌は何回聴いても最高でグッと来るものがあります。ギターの歪みとか演奏が今迄は大好きなポイントでしたが今回は静かな優しい演奏も沁みるような良さを感じれて改めて素晴らしい演奏で映画だと感じました。




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「ボーダー 二つの世界」

2023年06月04日 | 映画
数年前に劇場で観て、その年1番な印象を残した映画「ボーダー 二つの世界」をDVDで5.1ch 大画面にて久しぶりに見直す。話の筋は結構忘れちゃっていたので後半の流れは再度興味深く集中して見れました。やはり物語が素晴らしいですね。
本来の自分らしさや居場所を見つける解放感があったり、環境の影響とか生き方や考え方等、色々な事を考えさせられるものがあります。
寝不足で疲れてたので中盤で少し睡魔にも襲われての鑑賞となってしまいましたが最終的には心に沁みて鑑賞後も後引く良作だと感じました。




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「TITANE チタン」

2023年06月04日 | 映画
ポスター見て気になっていた映画「TITANE チタン」を5.1ch 大画面にて鑑賞。カンヌ映画祭でパルムドールを獲ったらしいが内容とか殆ど知らずに見れました。好きな映画「RAW」を撮った監督で女性との事。映画はデビッド・クローネンバーグの作品を彷彿させるような内容で変態的な車とチタンと内臓とが融合するような良くは分からないけど何か凄い事になってる感じのものでした。映像が独特の美しさがあり役者の存在感もあって見入ってしまいますが何なんだ?という難解さがカンヌが好みそうでした。
嫌いじゃないけど素直にグッと来るものがあまり無かったので個人的には「RAW」の方が好みでした。後で分かったけど同じ女優さんも出てましたね。
車フェチの女の子が交通事故で負傷して頭にチタンを入れて成長して脳内の何かが壊れてたのか肉体的にも精神的にも普通じゃない理解不能な驚き展開を見せる映画でした。




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「バッファロー’66」

2023年06月03日 | 映画
ブルーレイで久しぶりに「バッファロー'66」を大画面にて鑑賞。映像のトーンがポラロイド写真みたいな質感があって好みでした。何気に脚本が良く出来ていて淡々と展開しつつも色々な背景や悩みが伝わってきて登場人物達に感情移入も出来て憎めない感じになってゆけました。
結構忘れていた面もありましたが大筋は覚えていたので最後は安心して見れましたが初めて見た時はどうなるんだろか?と悲劇的な結末を予想したものでした。そこからのハッピーエンドというかホッとするような温かい優しさを感じるラストが何とも素敵な映画でした。
編集や構図なんかで斬新な場面が結構あって今見ても良かったです。







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「野獣死すべし」

2023年06月02日 | 映画
ルチオ・フルチ監督による犯罪映画「野獣死すべし」を大画面にて初鑑賞。凄く古い映画って感じがしたがいつ頃の作品でしょうか?前半で睡魔に襲われてしまい兄が殺されたという復讐のきっかけ部分は見逃したようだが、そこからの復讐劇はしっかり見れました。ホラー映画での残酷描写が凄いフルチ監督の映画群ですが今作のような犯罪映画でも殺しの場面はやたらと手が混んでいて残酷描写も満載でした。話の流れも信じられないぐらい次々と人が殺されてゆき、どうなっちゃうんだろう?と思いましたが意外な程あっさりと邦題通り「野獣死すべし」とばかり悪者は一掃されました。フルチ監督も出演していて銃をぶっ放して活躍されてました。頼もしい大ボスが全てを一気に解決させておしまいな何かインパクトある犯罪映画でした。








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