ルチオ・フルチ監督による犯罪映画「野獣死すべし」を大画面にて初鑑賞。凄く古い映画って感じがしたがいつ頃の作品でしょうか?前半で睡魔に襲われてしまい兄が殺されたという復讐のきっかけ部分は見逃したようだが、そこからの復讐劇はしっかり見れました。ホラー映画での残酷描写が凄いフルチ監督の映画群ですが今作のような犯罪映画でも殺しの場面はやたらと手が混んでいて残酷描写も満載でした。話の流れも信じられないぐらい次々と人が殺されてゆき、どうなっちゃうんだろう?と思いましたが意外な程あっさりと邦題通り「野獣死すべし」とばかり悪者は一掃されました。フルチ監督も出演していて銃をぶっ放して活躍されてました。頼もしい大ボスが全てを一気に解決させておしまいな何かインパクトある犯罪映画でした。
フリッツ・ラング監督の古典的名作「メトロポリス」をジョルジオ・モルダーが色と音楽を付けた大好きなバージョンにて5.1ch 大画面にて久々に鑑賞。海外盤ブルーレイの為、日本語字幕は無いけど昔の記憶と映像だけ見てれば素直に入ってゆけて音楽も感動を盛り上げてくれて最後はまた涙も溢れました。
何回見ても凄い映画だと感心して、かなり古い映画なのに良く出来てるし美術も技術も芝居も素晴らしいと圧倒されます。
ロボット・マリアのフィギュアが凄く欲しくなってます。
グラインド・ハウスのUS公開版でタランティーノ監督の「デス・プルーフ」を5.1ch 大画面にて鑑賞。
前半はグダグダと会話ばかりで正直怠くもありますが後半は何と大カーチェイスが凄くて爽快痛快で最高!となる映画です。脚本の振り幅が楽しいマニアックなジャンル愛に満ちた作品で今日は案外前半も楽しく興味深く見れた反面、後半のカーチェイスはそこだけ何度も見たせいか殆ど覚えてるぐらいで昔見た時程は最高!とまでは盛り上がらなかった印象でした。音楽が良くてジュークボックスかラジオのような感じもあり映像の方も昔見たB級映画の良いところ取りの寄せ集めのような感じもありタランティーノ節な会話と台詞で繋いだような作りですね。毎回そんな感じではありますが尺も短めで彼の映画の中では何度も見たくなる好きな作品。フィルムの質感の拘りや狙ったような下手っぽい撮影とか味わいが好みです。