H20年卒の前田です。
5月11,12日に同志社大学主催でアドバンスト・トレーニング(Advanced Training)が大野滑空場で実施されましたので報告いたします。
アドバンスト・トレーニングはオーストラリア ナロマインでグライダーセンター(Soar Narromine)の運営・インストラクターをされている滝澤信三さんをお招きし、クロスカントリーフライトの考え方、知識、技術などを指導いただくもので、過去には学連主催で妻沼滑空場でも開催されていました。
過去の活動日誌にも記載がありますが、同志社OBでオーストラリア留学中の川治(H24年卒)が滝澤さんの参戦するオーストラリア選手権にクルーとして参加したことがきっかけとなり、東海関西地域でのアドバンスト・トレーニングの実施が動き始めました。
滝澤さんは今年のオーストラリア選手権オープンクラスで2位となり、世界選手権のオーストラリア代表でもあります。
そして川治から話を受けた森川監督が中心となり、合宿を行っている京都大学・名城大学・OGC及び東海関西学連、名古屋大学のご協力を得て、この度のアドバンスト・トレーニングが実現しました。
【主な参加メンバー】
長濱教官(名大OB)
村木教官(名大OB)
伊藤教官(名大OB)
前田 (同志社OB)
【主なサポートメンバー】
森川教官(同志社監督)
都築教官(名大監督)
榊原教官(東北大OB)
延山 (名大4回)
【5月11日(土)】
残念ながら雨天であったため、参加メンバーと滝澤さんで福井空港を訪問しました。
18時からガグル(同じサーマル内で複数のグライダーが旋回すること)の学科、ウェザーブリーフィングおよび気象に関する学科を行いました。
19時からは京大・名城・OGCの方々も加えて、「Good Air/Bad Air」の学科がありました。
サーマルの探し方やクルージングに関する学科で、基本的な内容でも今まで考えていなかった新たな視点や情報が含まれており有用な内容でした。
【5月12日(日)】
低気圧が通過して快晴、気温は28℃まで上がる予想でした。学生の合宿とは別に、当トレーニングのためにお借りした名古屋大学ASK21(JA21ND)、Discus-b(JA97ND)と同志社から陸送したASW28-18(JA06DW)を組んで準備を始めます。大久保会長もいらっしゃり、差し入れを頂戴しました。
その後、1時間以上のプリ・ブリーフィングを実施し、12時過ぎからフライトを行いました。まずは私の乗るASW28と長濱教官の乗るDiscusが離陸し、サーマルでの上昇を目指します。上空で伊藤教官と滝澤さんの乗るASK21と合流して一緒に飛ぶ「リード&フォロー」をする予定でしたが、サーマルはあるものの、上昇するには難しく単座機は2機とも粘った後に着陸してしまいました。その後離陸したASK21はサーマルを上手く掴んで空域上限の1,200mまで上昇、その後は飛行予定であった半径9km圏内の北限まで進出。北側でトレーニングを実施したのち、1時間程度で着陸をしました。単座機はその後も2回飛びましたが、サーマルで上がり切れず、先行のASK21に合流することすら出来ませんでした。その時間帯に滞空できた機体はASK21のみで、滝澤さんのアドバイスの力にはさすがの一言です。
15時過ぎに合宿よりも一足先に撤収し、17時頃までクラブハウスでデ・ブリーフィングをしてトレーニング終了となりました。
私はASW28でサーマルを上手く捉えることが出来なかったため、上空でのトレーニングは想定したことをすることが出来ませんでした。しかし、この2日間で滝澤さんから聞いたお話は、安全・気象・技術・教官の心得、クロスカントリーの準備、技術など多岐に及び、そのボリュームはものすごい量です。滝澤さんも「フライトはトレーニングの一部に過ぎない」と仰っている通り、フライトは充実させることはできなくても、得るものが多いトレーニングとなりました。
特にフライト準備面については各参加者とも準備不足が露呈し、ご指導を受けることになりました。「フライトは事前準備から始まり、ハンガー(格納庫)に撤収して終了する」という言葉が印象に残っています。
この度は初めての開催であったため、滝澤さんのご希望に沿わない部分や、東海関西学連との擦り合わせの面で不足はありましたが、まずは第1回目を無事に終えることができました。指導いただいた滝澤さん、開催に奔走いただいた森川監督、きっかけを作ってくれた川治、大野滑空場に関わる学連・OGC・学生の皆様のご協力に感謝いたします。東海関西地域のグライダー活性化のため、来年度以降も定期的な開催が出来ればと考えています。
写真は大野グライダークラブ、大久保会長より頂戴したものです。
1枚目:地上でのブリーフィング風景①
2枚目:地上でのブリーフィング風景②
3枚目:出発前のASW28-18(前田)、後ろは名大Discus(長濱教官)
Soar Narromine
http://www.soarnarromine.com.au
5月11,12日に同志社大学主催でアドバンスト・トレーニング(Advanced Training)が大野滑空場で実施されましたので報告いたします。
アドバンスト・トレーニングはオーストラリア ナロマインでグライダーセンター(Soar Narromine)の運営・インストラクターをされている滝澤信三さんをお招きし、クロスカントリーフライトの考え方、知識、技術などを指導いただくもので、過去には学連主催で妻沼滑空場でも開催されていました。
過去の活動日誌にも記載がありますが、同志社OBでオーストラリア留学中の川治(H24年卒)が滝澤さんの参戦するオーストラリア選手権にクルーとして参加したことがきっかけとなり、東海関西地域でのアドバンスト・トレーニングの実施が動き始めました。
滝澤さんは今年のオーストラリア選手権オープンクラスで2位となり、世界選手権のオーストラリア代表でもあります。
そして川治から話を受けた森川監督が中心となり、合宿を行っている京都大学・名城大学・OGC及び東海関西学連、名古屋大学のご協力を得て、この度のアドバンスト・トレーニングが実現しました。
【主な参加メンバー】
長濱教官(名大OB)
村木教官(名大OB)
伊藤教官(名大OB)
前田 (同志社OB)
【主なサポートメンバー】
森川教官(同志社監督)
都築教官(名大監督)
榊原教官(東北大OB)
延山 (名大4回)
【5月11日(土)】
残念ながら雨天であったため、参加メンバーと滝澤さんで福井空港を訪問しました。
18時からガグル(同じサーマル内で複数のグライダーが旋回すること)の学科、ウェザーブリーフィングおよび気象に関する学科を行いました。
19時からは京大・名城・OGCの方々も加えて、「Good Air/Bad Air」の学科がありました。
サーマルの探し方やクルージングに関する学科で、基本的な内容でも今まで考えていなかった新たな視点や情報が含まれており有用な内容でした。
【5月12日(日)】
低気圧が通過して快晴、気温は28℃まで上がる予想でした。学生の合宿とは別に、当トレーニングのためにお借りした名古屋大学ASK21(JA21ND)、Discus-b(JA97ND)と同志社から陸送したASW28-18(JA06DW)を組んで準備を始めます。大久保会長もいらっしゃり、差し入れを頂戴しました。
その後、1時間以上のプリ・ブリーフィングを実施し、12時過ぎからフライトを行いました。まずは私の乗るASW28と長濱教官の乗るDiscusが離陸し、サーマルでの上昇を目指します。上空で伊藤教官と滝澤さんの乗るASK21と合流して一緒に飛ぶ「リード&フォロー」をする予定でしたが、サーマルはあるものの、上昇するには難しく単座機は2機とも粘った後に着陸してしまいました。その後離陸したASK21はサーマルを上手く掴んで空域上限の1,200mまで上昇、その後は飛行予定であった半径9km圏内の北限まで進出。北側でトレーニングを実施したのち、1時間程度で着陸をしました。単座機はその後も2回飛びましたが、サーマルで上がり切れず、先行のASK21に合流することすら出来ませんでした。その時間帯に滞空できた機体はASK21のみで、滝澤さんのアドバイスの力にはさすがの一言です。
15時過ぎに合宿よりも一足先に撤収し、17時頃までクラブハウスでデ・ブリーフィングをしてトレーニング終了となりました。
私はASW28でサーマルを上手く捉えることが出来なかったため、上空でのトレーニングは想定したことをすることが出来ませんでした。しかし、この2日間で滝澤さんから聞いたお話は、安全・気象・技術・教官の心得、クロスカントリーの準備、技術など多岐に及び、そのボリュームはものすごい量です。滝澤さんも「フライトはトレーニングの一部に過ぎない」と仰っている通り、フライトは充実させることはできなくても、得るものが多いトレーニングとなりました。
特にフライト準備面については各参加者とも準備不足が露呈し、ご指導を受けることになりました。「フライトは事前準備から始まり、ハンガー(格納庫)に撤収して終了する」という言葉が印象に残っています。
この度は初めての開催であったため、滝澤さんのご希望に沿わない部分や、東海関西学連との擦り合わせの面で不足はありましたが、まずは第1回目を無事に終えることができました。指導いただいた滝澤さん、開催に奔走いただいた森川監督、きっかけを作ってくれた川治、大野滑空場に関わる学連・OGC・学生の皆様のご協力に感謝いたします。東海関西地域のグライダー活性化のため、来年度以降も定期的な開催が出来ればと考えています。
写真は大野グライダークラブ、大久保会長より頂戴したものです。
1枚目:地上でのブリーフィング風景①
2枚目:地上でのブリーフィング風景②
3枚目:出発前のASW28-18(前田)、後ろは名大Discus(長濱教官)
Soar Narromine
http://www.soarnarromine.com.au
みなさま、おつかれさまでした。
ナロマインのシンゾーさんの姿そのまんまが大野で再現されています、、、
緑のタオルとか灰色とかがもう、シンゾーさん
川治君がオーストラリア選手権でShinzoさんのクルーをけなげに行い、Shinzoさんは準優勝(最終日にクローズでなかったら優勝)で世界大会に出場される予定です。
川治はどういう訳かえらくShinzoさんに気に入られている???が功を奏した?。