今日は、古美術品交換会に行ってきました。
私の行っている古美術品交換会は、何時もは、毎月、第3日曜日に行われるんですが、今月は、古美術品交換会側の都合で、1週間遅れの第4日曜日の今日行われました。
コロナの感染が拡大している影響なのか、或いは、開催日が変更になったせいなのか、出席者は何時もよりも少なく、従って、競りにかけられる品数も少なく、午前中で終わってしまい、昼食を摂って解散となりました。
そんな調子ですから、私の狙っている気の利いた古伊万里の登場は少なく、私が槍を入れる(競り人から発句が告げられた際、それを上回る額で買いたいという意思表示をすること)機会はほとんどありませんでした(~_~;)
でも、1点だけ、登場してくれました\(^O^)/
それを見るなり、私は、「今日は、是非とも、これを落札しよう」と、密かに決意を固めました!
出席者も少なく、今日のように低調な古美術品交換会では、これを落札しなかったら、今日は1点もゲットすることなく終わってしまうように思われたからです。
それで、気合いを入れて競り上げていき、私が最高額の槍となりましたので、落札出来たと思ったのですが、そこで、売主から、「その額では安すぎて売れません」との発言です(~_~;)
これでは、買えませんよね(><) 私としては、「今日は、是非とも、これを落札しよう」と、密かに決意しているわけですから、なんとしても欲しくなります!
「売れない!」と言われれば、余計に益々「買いたい!」となりますよね(笑)。
それで、私は、更に食い下がり、今度は、売主との直接交渉となり、少しずつ額を積み上げていきましたが、なかなか決着が付きません。その時、古美術品交換会の会長が中に入ってきて、会長から、「それでは、〇〇円で決着してはどうか!」との発言がなされました。その一言に双方納得し、その額で私が落札者となりました(^-^*)
ということで、今日、やっと手に入れることが出来た古伊万里は、1点のみでした。その古伊万里は次のようなものです。
伊万里 色絵 花束に折紙文嗽(うがい)碗
立面
見込み面
底面
製作年代: 江戸時代中期
サ イ ズ : 口径;14.8×15.1cm 高さ;5.9×6.2cm 高台径;4.7cm
追記 令和2年11月23日)
この嗽碗を紹介してから、故玩館館長さんより、次のような趣旨のアドバイスをいただきました。
「これは、折形(おりがた)礼法に則って花を贈る時の折形の一種の「花包み」をモチーフにしたもので、平たい部分は折形を開いた状態を描いたものかと思います。また、下方のリボン状のものは折形の外側を結ぶ水引をデザイン化したものでしょう。従いまして、この嗽碗の正式な名称としては、「花包み崩し文」とか「花折形崩し文」ということになるかと思います。」
よって、この嗽碗の正式な名称としましては、「花束に折紙文」ではなく、「花包み崩し文」とか「花折形崩し文」となります。