今回は、「青磁染付 寿字文 大皿」の紹介です。
これは、平成7年に(今から26年前に)、地元の骨董市のようなところから買ってきたものです。
見てのとおり、特に特徴的なものでもなく、ごくありふれたものです。また、特に気に入ったからといって買ってきた物でもありません。当時は、伊万里とみれば、ただ、がむしゃらに、手当たり次第に買い込んでいたということでしょうか。
大皿Aの表面 大皿Bの表面
大皿Aの裏面 大皿Bの裏面
大皿Aの表面
大皿Aの裏面 (高台内の銘:成化年製)
大皿Bの表面
大皿Bの裏面(高台内に文字が1字刻まれています)
大皿Bの高台内の文字
「儀」という文字が金属のようなものを使って刻まれています。
所有者を表示すために刻んだのでしょうか?
生 産 地 : 肥前・有田 中国
製作年代: 江戸時代後期 清朝期
サ イ ズ : 大皿A......口径;23.0cm 高さ;4.0cm 底径;10.2cm
大皿B......口径;23.0cm 高さ;4.1cm 底径;11.7cm
追 記 (令和3年6月2日)
或る方から、これは、古い中国のものではないでしょうか。
中国では、この絵柄の皿を「五福捧寿豆青盘」というようです。また、釘彫りで所有者名を入れることもするようです、とのコメントが寄せられました。
そこで、さっそく、ネットで「五福捧寿豆青盘」で検索して調べてみましたら、このような「青磁染付 寿字文皿」が出てきました。中国・清朝のものに間違いないようですね。
また、高台内に、所有者を表わす「儀」という文字が釘のような物を使って刻まれていますが、考えてみれば、「儀」という姓の方は、日本にはほとんどいませんものね。
そのようなことから、この大皿の生産地を「肥前・有田」から「中国」に変更いたします。なお、製作年代につきましては、清朝の何時頃のものなのかはっきりしませんので、「江戸時代後期」を単に「清朝期」に変更いたします。
それで、我が家には青磁は少ないんです。
でも、古伊万里を専門に集めるとなると、個人の好き嫌いばかりは言ってられませんので、たまには買ってくるわけです。
でも、そんな調子ですから、青磁のことは良く分かりません(~_~;)
この皿の形には、前~中期の風格がありますか。ありがとうございます(^-^*)
しかし、最近、湖東焼を中期の古伊万里として紹介してしまった失敗体験がありますので、無難なところで、後期としました(^_^)
なるほど、「寿」の周囲の文様は「コウモリ」かもしれませんね。また、更にその外周の8つの文様も、「コウモリ」を更に簡略化したものかもしれませんね(^_^)
そう考えますと、福寿」の御目出度い皿となりますから、「儀」さんも大切にする気になったわけですね(^-^*)
懐かしいです(^.^)
この皿の形には、前~中期の風格がありますね。
染付の中央が「壽」なら、周囲の模様は「コウモリ」?
中国では、蝙蝠は福に通じるそうですから、「福寿」の御目出度い皿になりますね。
それで、「儀」さんも大切にしたんでしょう(^.^)