今回は、「色絵 人形 (女性)」の紹介です。
これは、風俗人形です。
ところで、古伊万里の人形といえば「柿右衛門婦人人形」といわれるほどで、柿右衛門の婦人人形は有名ですし、別格です。
私としても、「柿右衛門婦人人形」が欲しいのはやまやまですが、とても手が出ません。それだけに有名であり別格なので、値段も別格だからです。
それで、やむをえず、風俗人形でがまんせざるをえないわけです(~_~;)
でも、「柿右衛門婦人人形」が能面のような冷たい感じの顔であるのと異なり、風俗人形には豊かな庶民的表情を宿している場合が多いようですね(^_^)
この風俗人形もしかりで、庶民的表情が豊かです(^-^*)
もっとも、表情が豊かでありすぎますので、一見奇異な感じを受けますが(この人形の場合はキツネ目ですが(笑))、それでも、見慣れてきますと、不思議と心に安らぎを覚え、遠い昔へのロマンをかき立ててくれるようです(^-^*)
正面
右側面
背面
左側面
底面
生 産 地 : 肥前・有田
製作年代: 江戸時代中期
サ イ ズ : 高さ;15.4cm
柿右衛門人形は、その後、男の人形は手に入れたのですが、女の人形のほうは、多分、手に入れないであの世に行くようです(笑)。
この人形にも空気穴が2箇所あります。
共に、袖の下にあります。
「右側面」の写真の右袖の下に小さく黒く写っているのが、その内の一つです。
す。かめばかむほど味が出る(^.^)
ところで、磁器人形を焼く時は、爆発を防ぐため底を抜いてある、と何かで読んだ記憶があるのですが、この人形は空洞ではないのですか?