私はもう、驚いて絶句しました。
木の売り方に、こんな方法があったのかと、目からポロポロと鱗が落ちたのです。
先日、日本橋髙島屋がオープンしました。
どんな木材が使われているのか、最新の傾向をつかむために、新しい店舗を見に行くのは仕事に役立ちますし、楽しみでもあります。
本屋さんがあったので立ち寄ってみたところ、本屋さんではなくて本棚屋さんでした。
「HummingBird Bookshelf(ハミングバード・ブックシェルフ)」というお店で、元々は校正会社のようです。
本好きの人たちが集まった会社で、「家に本棚がない人に、本を買う習慣がないのは当たり前」という考えのもと、本棚屋さんを始めちゃったのです。
すごいです。
入り口には普段私の店で売っているパーチクルボードで作られた超シンプルな本棚が、結構な値段で売られています。
売り方一つでその価値は何倍にもなるのですね。
そしてその先には杉の木箱に数冊の本がセットになって売られています。
木箱毎にテーマが決められていて、「愛」や「夫婦」や「女の子」というくくりで本が選別されています。
本棚と数冊の本をセットで販売するなんて、ビックリ!
自分たちの特徴と強みを活かしつつ、業界違いの人たちと組んで新しい価値を生み出す手法に感動と羨望で幸せな気分で店を後にしました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます