平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

日立 HA-7700の修理~その4 定電圧電源テスト基板

2016-05-09 23:44:11 | アンプ製作と修理
 久しぶりの更新です。ようやくHA-7700の定電圧電源テスト基板が完成。実装がこれまた大変でした (;´Д`)

 というのも、この基板は読者にプリントしてもらったパターンが原寸より大きく、ネジ穴の位置が違う。4ヶ所のうち3ヶ所は合わせましたが、まだ1ヵ所はずれてネジが入らない orz


取り付け完了
こうなるまでが大変 orz


 それから、このアンプは度重なる修理歴の持ち主で、電源トランスからのケーブルがギリギリの上に切れかかっています。これ以上切り詰めるのは無理なので、端子台を中継することにしました。この端子台を固定するのが一苦労。


ケーブルがギリギリ

 試行錯誤している暇はないので、ミニアンプ用にカットした黒いアクリル板を使うことにとました。ハンズのカットで穴の位置がずれているので使えない代物です。また、これを固定する工夫も必要。運良く、アクリル板の両サイドに3mm径の穴が開いていたので、これにネジやバインダーで固定する構想が得られました。固定具はフレームに接着します。


5mm厚のアクリル板をミニサーキュラーソーで切る


左からアース2本、AC2、AC4


このように固定する
幅がキツキツなので嵌め込んだら動かないほど (;^ω^)


 HA-7700の定電圧電源用トランスは、2つの巻線を重ねて、その中点をアースにする方式です。だからアース線も2本出ています。交流のAC2とAC4を接続します。オリジナル基板は上級機 HA-8700と共通で、HA-8700はLR独立した電源なので、交流のAC1とAC3も使うようになっています。HA-7700は保護回路を入れても基板の2/3しか実装されていません。


右がオリジナルで実装密度が高い


裏側
基板下両サイドの大きめの穴は、ネジ止めのドライバーを底板まで通すため


 自分で作った基板は隙間が多くて測定の際にショート事故が少ない。またガラスエポキシ基板なので高級感もあります。本来はパーツ面を下にするのですが、上の隙間も余裕であるので上向きでテスト。下向きにするときはパワートランジスタのヒートシンクを取り外して、底板に固定されたアルミ一枚板のヒートシンクに固定する必要があります。

 1Aヒューズを2本取り付ければ電圧他のテストが出来ます。それで問題なしなら、自作アンプに繋いで音が出るか確認。それも問題なければ、いよいよメインアンプ基板と接続してテストという段取りになっています。まだまだ大変そうです (; ・`д・´)

    エフライム工房 平御幸
コメント (5)
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