平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

ロンギヌスの刺した槍の奥義

2016-06-20 01:57:36 | 古代史と聖書
 コメントでクイズとして出した、イエスを貫いたロンギヌスの槍を表す漢字の一文字。この謎に気が付いたのは、伊雑宮の御田植祭の神事。本当は24日(金)に取材してから書きたかったのですが、予定を早めて書くことにしました。晴明神社に伏見稲荷にバレーボールで忙しくなるし (;^ω^)

 伊雑宮の御田植祭の神事に、2つほど謎の言葉が登場します。酒宴である「若布(わかめ)の引張肴」と、「刺鳥差(さいとりさし)の舞」の2つ。この行事の後に小謡十番から十八番というのが味噌。なぜなら、十字架とイエスを象徴する八だから。

 実は、『万葉集』にもわかめは登場します→こちら。万葉仮名で和可米や稚海藻と書きますが、数多く詠まれる玉藻(海藻類の美称)の中にわかめも含まれるのです。ずっと疑問だっのですが、原始キリスト教の『万葉集』になぜ、玉藻が多く登場するのか?

 その理由が分かりました。玉藻は、イエスの分けられた衣を意味していたのです。詩篇22-18にある預言が成就した場面。

「彼らは互にわたしの上着を分け合い、わたしの衣をくじ引にした」
『ヨハネによる福音書』19-24


 若布の引張肴(読みはおそらく、ひっぱりざかな)とは、イエスの衣を引っ張り合って分けたのを雛形にしているのです。分けられたイエスの衣が象徴するのは、イエスの教えが様々な土地や教会に分かれて伝えられること。

 だから、イエスの磔刑を御田植祭に再構成した時系列から、引張肴の酒宴の後にロンギヌスの場面があるはず。それが、刺鳥差(さいとりさし)の舞なのです。鳥は、十字架を鳥に見立てたもの。槍を刺す事で、ロンギヌスは差すの方の文字にもなったのです。なぜなら、イエスは神の子羊であり、「差」には羊がちゃんと使われているから。


フラ・アンジェリコ イエスの磔刑

 差とは、羊=イエスを左から斜め上に刺し貫いた槍を表し、イエスは石工だったので、工人を意味する工が下に置かれている。羊+ノ+工=差。

 イエスを槍で貫いたロンギヌスは目が悪く、イエスの血を目に浴びて視力が回復する奇跡の当事者になりました。これを漢字にしたのが「着」という文字。羊+ノ+目=着。イエスの血がロンギヌスの目に付着したから着なのです。ちなみに、差も着も、羊にあるべき尻尾がないのは、イエスは前向きで尻が後ろだから尻尾が見えない理屈。凄すぎます (;´Д`)

 もともと、羊の文字自体が、十字架に掛けられたイエスの手と胴がY字型だったことから来ているもので、三本の横木はイエスと一緒に十字架刑の罪人二人を加えたもの。羊の字は尊いのです。

 モーツァルトの歌劇『魔笛』は、メーソンの儀式を原型としているという説があります。鳥の格好をした、鳥刺しパパゲーノと妻になるパパゲーナはコミカルですが、なぜ鳥刺しという謎の言葉が使われていたかも理解できますね。鳥を銛(もり)で刺すなんて名人でも無理だし。パパゲーノはロンギヌスの変形だったのですよ ホイサッサ (^^♪

    エフライム工房 平御幸
コメント (10)
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