日立のプリアンプ、HCA-8000はリレーをパスして暫定修理完了にしていたのですが、リレーも海外から取り寄せて、1年4ヶ月ぶりに修理がようやく終わりました (;・∀・)
HCA-8000は、日立リヴァーレのセッター佐藤美弥さんと同じ8番なので、リレーを取り外したままであることと、電源オンでスタンバイからオペレーションに切り替わるときに点灯するレッドとグリーンのLEDが切り替わらないことをずっと気にしていました。リレーとLEDがリンクしている回路なので、どちらかの故障でも動作に問題が出る。
回路図(海外ではHCA-7500Ⅱとして回路図がある)を整理して、リレーとLED1,2が連動する仕組みを分かりやすくしてみました。電源を入れると、スタンバイのLED2のレッドが点灯します。数秒後にリレーがオンになり、リレーにつながっているオペレーションのLED1のグリーンが点灯する仕組み。グリーンが点灯すると自動的にレッドは消える回路です。
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整理した回路図
左半分は電源部なので右半分が問題の回路
R906 220kΩとC902 100μFは、電源オン後のQ901のミューティング回路
ミューティングの間はQ902がオンとなりスタンバイを示すレッドのLED2が点灯
電源電圧が-45Vくらいで、R909 560Ω,R910 470Ω,リレーのコイル抵抗840Ωの合計1.87kΩがLED1の制限抵抗となる
45V/1.87k=24mAがグリーンのLED1を点灯させる
Q901,Q902のトランジスタは切り替えスイッチの役目
故障していたリレーは海外から取り寄せてもらいましたが、富士通のFRL-644D12/2ASという、水銀スイッチのリードリレーです(eBayではReed Relay FRL 648D12/2ASという型番のもある)。12V動作で、リードリレーは種類も少なく、この機種のように絶版だと手に入れるのも一苦労 (;´Д`)
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交換した富士通 FUJITSU FRL-644D12/2AS
リレー交換で、リレーがオンするカチッという音は聞こえるのですが、フロントパネルのLEDが切り替わりません。仕方なくオペレーションのグリーンを強制的に点灯させたのが下の画像 orz
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これでは納得出来ないので点検してみたら、どうもLEDの基板のパターンがダメッポイ。平たいフラットケーブルを外して4本のケーブルで繋いでもダメ。もともとパターンが一部剥がれていたのですが、思い切って基板を作ることにしました。挫けそうで大変な作業になりましたが、ニコ生住人に人気のあるみゃーのためなら頑張れます (^ω^)
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作った基板と印刷したパターン
ついでにボリューム基板とバランス基板も作った (;^ω^)
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オリジナルのLED基板 表と裏と自作基板裏
ところが、自作基板に交換してもLEDが切り替わりません。それでメイン基板のターミナルが怪しいと思い、ターミナルも外してICソケットに交換。8ピンのICソケットを縦に半分に割り、片方をプラグにするアイデアです。
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オリジナルのターミナルはケーブルを挿してパチンと止める
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8ピンのICソケットを縦に半分に割ってケーブルを挿し込む
線はハンダ付けしてほぐれないようにしておく
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メイン基板側のターミナルを外して8ピンのICソケット半分に(穴は丸型が良い)
このように苦労してターミナルまで交換したのに、相変わらずLEDが切り替わらずにスタンバイのレッドのまま。それで頭の整理のために回路図を簡略化する羽目に。そして、簡略した回路図を見ながら各部の電圧を測ると、何とLED1が逆に接続されています。マイナス側のカソードKとプラス側のアノードAが逆 ( ̄д ̄)エー
この間違いは僕の作った基板ではなく、オリジナルの基板からしてマークが逆になっていたのです。僕の作ったのはオリジナルのコピーですから。おそらく、前の修理者も間違いに気が付かなくて修理を放棄したものと思われます。
LEDを取り外して再ハンダは面倒なので、間違っているLED1につながっているケーブルをメイン基板側で逆接続に。挿し込んでいるだけですから楽ちんです。これで無事にLEDが切り替わりました ヤタ━━━━━━ヽ(゚∀゚)ノ ━━━━━━!!!!
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赤点灯
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数秒後に緑点灯
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ケーブルのL8,L9の青と赤を交換した後
ショートしないように芯線は最後に短くしました
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同じく、組立後のスタンバイ
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組立後のオペレーション
本当に長い修理でした。まさかAKの表示が逆とは思いませんでしたが、オリジナルの白いフラットケーブルから青と赤の色分けしたケーブルの逆接続で直るとは。( ゚д゚)ハッ!と、赤鬼と青鬼の組み合わせだった!!
以上で修理完了ですが、まさか赤鬼と青鬼の組み合わせになるとは思いもよりませんでした。でも、このように赤と青を逆にしたら直ったので、ペンタゴンの赤鬼と青鬼も逆極性に弱いのかも。青は赤に弱く、赤は青に弱い。まるで全日本のユニフォームみたいです (*_*;
HCA-8000は、日立リヴァーレのセッター佐藤美弥さんと同じ8番なので、リレーを取り外したままであることと、電源オンでスタンバイからオペレーションに切り替わるときに点灯するレッドとグリーンのLEDが切り替わらないことをずっと気にしていました。リレーとLEDがリンクしている回路なので、どちらかの故障でも動作に問題が出る。
回路図(海外ではHCA-7500Ⅱとして回路図がある)を整理して、リレーとLED1,2が連動する仕組みを分かりやすくしてみました。電源を入れると、スタンバイのLED2のレッドが点灯します。数秒後にリレーがオンになり、リレーにつながっているオペレーションのLED1のグリーンが点灯する仕組み。グリーンが点灯すると自動的にレッドは消える回路です。
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整理した回路図
左半分は電源部なので右半分が問題の回路
R906 220kΩとC902 100μFは、電源オン後のQ901のミューティング回路
ミューティングの間はQ902がオンとなりスタンバイを示すレッドのLED2が点灯
電源電圧が-45Vくらいで、R909 560Ω,R910 470Ω,リレーのコイル抵抗840Ωの合計1.87kΩがLED1の制限抵抗となる
45V/1.87k=24mAがグリーンのLED1を点灯させる
Q901,Q902のトランジスタは切り替えスイッチの役目
故障していたリレーは海外から取り寄せてもらいましたが、富士通のFRL-644D12/2ASという、水銀スイッチのリードリレーです(eBayではReed Relay FRL 648D12/2ASという型番のもある)。12V動作で、リードリレーは種類も少なく、この機種のように絶版だと手に入れるのも一苦労 (;´Д`)
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交換した富士通 FUJITSU FRL-644D12/2AS
リレー交換で、リレーがオンするカチッという音は聞こえるのですが、フロントパネルのLEDが切り替わりません。仕方なくオペレーションのグリーンを強制的に点灯させたのが下の画像 orz
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これでは納得出来ないので点検してみたら、どうもLEDの基板のパターンがダメッポイ。平たいフラットケーブルを外して4本のケーブルで繋いでもダメ。もともとパターンが一部剥がれていたのですが、思い切って基板を作ることにしました。挫けそうで大変な作業になりましたが、ニコ生住人に人気のあるみゃーのためなら頑張れます (^ω^)
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作った基板と印刷したパターン
ついでにボリューム基板とバランス基板も作った (;^ω^)
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オリジナルのLED基板 表と裏と自作基板裏
ところが、自作基板に交換してもLEDが切り替わりません。それでメイン基板のターミナルが怪しいと思い、ターミナルも外してICソケットに交換。8ピンのICソケットを縦に半分に割り、片方をプラグにするアイデアです。
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オリジナルのターミナルはケーブルを挿してパチンと止める
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8ピンのICソケットを縦に半分に割ってケーブルを挿し込む
線はハンダ付けしてほぐれないようにしておく
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メイン基板側のターミナルを外して8ピンのICソケット半分に(穴は丸型が良い)
このように苦労してターミナルまで交換したのに、相変わらずLEDが切り替わらずにスタンバイのレッドのまま。それで頭の整理のために回路図を簡略化する羽目に。そして、簡略した回路図を見ながら各部の電圧を測ると、何とLED1が逆に接続されています。マイナス側のカソードKとプラス側のアノードAが逆 ( ̄д ̄)エー
この間違いは僕の作った基板ではなく、オリジナルの基板からしてマークが逆になっていたのです。僕の作ったのはオリジナルのコピーですから。おそらく、前の修理者も間違いに気が付かなくて修理を放棄したものと思われます。
LEDを取り外して再ハンダは面倒なので、間違っているLED1につながっているケーブルをメイン基板側で逆接続に。挿し込んでいるだけですから楽ちんです。これで無事にLEDが切り替わりました ヤタ━━━━━━ヽ(゚∀゚)ノ ━━━━━━!!!!
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赤点灯
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数秒後に緑点灯
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ケーブルのL8,L9の青と赤を交換した後
ショートしないように芯線は最後に短くしました
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同じく、組立後のスタンバイ
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組立後のオペレーション
本当に長い修理でした。まさかAKの表示が逆とは思いませんでしたが、オリジナルの白いフラットケーブルから青と赤の色分けしたケーブルの逆接続で直るとは。( ゚д゚)ハッ!と、赤鬼と青鬼の組み合わせだった!!
以上で修理完了ですが、まさか赤鬼と青鬼の組み合わせになるとは思いもよりませんでした。でも、このように赤と青を逆にしたら直ったので、ペンタゴンの赤鬼と青鬼も逆極性に弱いのかも。青は赤に弱く、赤は青に弱い。まるで全日本のユニフォームみたいです (*_*;