マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

羽田空港の航空機衝突事故に思う(その2)

2024-01-05 18:36:32 | 社会問題

先日羽田空港で発生した航空機衝突事故について徐々にではあるが原因が明らかになりつつある。

JAL機は管制塔と2度にわたり滑走路進入に関するやり取りと確認を行っていた。

一方、海上保安庁機が40秒間滑走路上に留まっていたことも明らかになった。

これについて海保機が待機場所を滑走機誘導路上ではなく滑走路上と誤解していた可能性が浮上している。

海保機が管制塔から受けた「No1 」(一番目)という用語は考え物だねぇ、・・・何せ受け取り方によっては急かされる感じもあるからねぇ。

あらためて強調したいのが「あの40秒間」という時間をもっと生かせなかったか、ということだ。

滑走路路上に障害物があるのだからJAL機に着陸のやり直しを要請するなり、海保機に滑走路から急きょ離れるなりの手段が採れなかったのだろうか。

JAL機、海保機とも相互に相手を意識するのは誰が考えても難しい。

ここはやはり全体を俯瞰する管制塔が何らかの衝突回避に向けた動きを取るべきだった。

いずれにせよ管制塔のいくばくか、あるいはそれ以上の責任は免れられないと思う。

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羽田空港の航空機衝突事故に思う

2024-01-03 17:44:37 | 社会問題

2日に羽田空港で発生した航空機衝突事故はパニック映画を見ているのではないかと錯覚するくらい現実離れしたものだった。

高度にシステム化されているであろう空港管制システムに何が起きたのか。

やはり人間が介在することによってどこかに抜け穴が生まれたのに違いない。

今望まれるのは一にも二にも事故原因の究明である。

幸い海上保安庁機の機長は存命のようだし無論JAL機の機長も管制塔スタッフも無傷だろうから遠からず原因は明らかになるだろう。

JAL機、海保機、管制官のうちの誰か、あるいは複数間で何らかのミスがあったのだろう。

1つだけいいことがあった。

乗客の緊急避難誘導が日頃の訓練とおりに実践されたことだ。

僅かの間で380名近い乗客と乗員が出火している事故機から脱出できたなんて未だに信じられない。

まさに「備えあれば憂いなし」という諺は今も厳然と生きているのだ。

 

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首相襲撃事件の真相に迫る

2023-04-23 15:06:01 | 社会問題

和歌山の漁港で発生した首相襲撃事件の真相が徐々にではあるが明らかになっている。

爆発物の威力は用いられている火薬の種別から見てよく海外テロ事件にみられるほどの殺傷力はなさそうだ。

しかしあの爆発によって生まれた数十メートル先の爆発痕を見る限り至近距離に居合わせた人間に重大な危害を与える可能性は十分とみた。

幸いあの日は爆発まで1分ほどタイムラグがあったので大きな被害はなかったし2発目も未遂に終わったからねぇ。

そうそう、逮捕された容疑者が以前、年齢制限に引っかかって選挙に立候補できず国を相手取って裁判を起こしていたことも判明した。

これは意外だった。

並の人間なら簡単に国を相手に訴訟など行えない、あるいは行わないと思う。

単なる「生き辛さ」だけが原因ではなかったんだねぇ。

直接の犯行動機と併せてその辺りの社会背景も今後調査分析していかなければ実効性のある再犯防止対策など作れないだろう。

 

 

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ソウル梨泰院での人災事故に思う

2022-11-02 11:00:30 | 社会問題

ソウルの繁華街、梨泰院で155名が命を落とすという大変な事故が起きた。

密集した群衆が雪崩現象を起こしたとのことだがこれだけでこんな大災害になるとはねぇ・・・。

航空機が墜落したわけでもない。

大型船が沈没したわけでもない。

列車が衝突したわけでもない。

人と人が折り重なってこれだけの死者が生まれる、・・・文字通り人災事故と言っていいのではないか。

正直言って今でもその時の状況が明確にイメージできない。

その場に居合わせた群衆もどうしていいか分からなかったのではないだろうか。

ただ警察には事前に危険を予知させる数々の通報が寄せられていた。

にもかかわらず警察は機敏な行動を怠った。

これがもう一つの人災と呼ぶべき事象である。

大きな災害は常に複数の要因がたまたま絡み合って発生するものだ。

今回の群衆雪崩事故は自然災害でもなく巨大な凶器(機材)もなかったが多くの人命を奪った稀有な事例として後世に伝えられるのではないか。

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ローカル空港に潜む危険に思う

2022-10-16 21:15:31 | 社会問題

昨日15日石川県ののと里山空港で海上保安庁機が着陸中の滑走路から民間のヘリが離陸するというとんでもないニアミス事故があった。

まかり間違えば大事故につながりかねないとして国交省は調査官3名を派遣して調査しているとのことだ。

空港の名前に「里山」とあるようにさぞかしのんびりした空港で「管制官も気が緩んでいたのかねぇ」と思いきや何と管制官が不在なのだそうだ。

立派な管制塔はあるのだが大阪空港内の運行情報官がカメラの映像などで空港の状況を確認し情報提供しているという。

こんなことってあるんだねぇ。

いくら民間の定期便が1日2往復のみの空港といっても航空管制官が不在なんて考えられない。

管制官がもともと足らないのか、採算に合わないので配置していないのか、詳細は分からないが空港の安全管理が(超)リモート勤務者で確保されるのだろうか。

思わずローカル空港に潜む危険を知らされたものだった。

トラフィックが少なければ安心というわけではないのである。

 

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