昨日岸田首相が衆参両院で所信表明を行っていた。
冒頭で「経済、経済、経済」と連呼していたように全体として経済政策に力点が置かれていたようだが何をどれだけ本気で取り組んでくれるのか、いささか疑問が残った。
「低価格・低賃金・低成長のコストカット型経済」からの脱却を目指すというが「低価格」だけは先行して進行、生活者や多くの企業を苦しめている。
今となっては物価高をいかに賃上げやGDPの向上にシンクロさせるか、が肝要なのだ。
そのための1つの手段が税収増収分の国民への還元だが「公正かつ適正に還元すること」が難しい。(笑)
定額、定率、どちらのやり方も一長一短がある。
一番いいのは累進課税制度に手をつけ担税力のある富裕層に理解と協力を得ることだがこれは短期間にケリをつけるのは至難かな?
そうそう、今回の所信表明は22日の衆参補選前に行う予定だったが与党の反対もあって選挙後の昨日になってしまった。
選挙結果から見ると所信表明を20日にやっていたとしても1勝1敗は変わらなかっただろうが選挙利用は避けられてよかったねぇ。