フィリピンの入管施設をアジトにしていた日本の強盗犯罪集団が摘発され首謀者の一部が我が国に送還された。
対象者の中には「大ボス」と呼ばれるリーダー格も含まれているのでこれを機に真相を解明しその結果として類似犯罪の撲滅、未然発生防止を期待したい。
さて改めて今回の犯罪組織の捜査の視点を考えてみたい。
先ずはカネの流れだ。
彼らが被害者から奪い取った金額は総額60億円とも言われているがフィリピンに還流したのはせいぜい1億~2億円だ。
残りは誰がどうせしめたのか。
実行犯への報酬だけでは説明がつかない。
追求していけば必ず「ラスト・ボス」にたどり着くはずだ。
今回の犯罪の一部始終がネットなど非対面で連絡、徹底されることにも着目しなければならない。
ネットがこれほど悪用されるのであれば何らかの方法で監視、規制が必要だ。
いわゆる「闇バイト」以外に銃器製造や自殺誘導サイトなども併せて取り締まったらいい。
それにしても時代とともに新しい犯罪が派生してくるねぇ。
防犯技術、防犯体制や法制度もそれに追いついていかないとね。
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