マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

宝塚歌劇団のパワハラ謝罪に思う

2024-03-30 11:02:36 | 経済

昨日宝塚歌劇団とその親会社である阪急阪神HDが歌劇団所属女優に対するパワハラがあったことを認めその代表者が謝罪記者会見を行っていた。

親組織(阪急阪神HD)トップの発言にもあったが貴重な人命を失うという本当に取り返しがつかないことが起きてしまった。

事件発覚後歌劇団側は「(長時間労働は認めたものの)いじめやハラスメントはなかった」との調査報告書を公表していた。

ただ調査報告書のベースとなった劇団員からのヒアリングも何人かの上級生は拒否していたことが明らかになっている。

この時点で歌劇団の対応はダメだと思ったものだ。

こんな抜け穴だらけの調査で劇団側が全容を把握できるはずがないだろう。

いやそもそもする気がなかったと言ってもいいのではないか。

さらに言えば今でもまだ「悪しき伝統」は残っているのではないかと思われる。

宙組以外に似たような事例は起きていないのか? ヒアリング調査は済んでいるのか?

劇団員が遵守すべき規約、コードはその後どれだけ改善されたのか? どのように徹底されたのか?

賭け込み寺となる相談窓口はキチンと機能しているのか? 等、不明点は多々ある。

企業トップが遺族に謝罪すれば事足れりというものではない。

宝塚歌劇団の組織改革はまだ端緒についたばかりだと思うのである。

 

 

 

 

 

 


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