埼玉県自民党県議団が提出した子供放置禁止条例案を初めて耳にしたときに「この条例案はとても(世間に)受け入れられない」と思ったものだが、やはり日の目を見ることはなかった。
条例も法律もそうだがある程度実現可能性を有するものでなくてはいけない。
ところがこの条例案は「子どもだけで留守番させてはいけない」「子どもだけで登下校させてはいけない」「子どもだけで公園などに遊びにいかせてはいけない」など禁止項目ばかりで各種保育施設不足やシングルマザー増加など子育て環境の現実とはまるで乖離している。
自民党県議団はこの条例案を真摯に検討していたのか、本当に疑ってしまう。
当の県議団は条例案の取り下げについて「条例の全体構成などの説明不足のため」とエクスキューズしていたがあまりにも現実離れしている条例案が問題でこれはもう説明不足の域を超えている。
無論子どもの安全を守ることは重要だ。
自民党県議団はもっと現実と行政の出来る範囲を見極め早急に対案を取りまとめて欲しい。
中断や停滞は許されないのだ。
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