米下院の議長選が大揺れである。
今回の選挙で下院の過半数を占めた共和党から議長が選ばれる手筈になっていたのだが一部議員の造反により既定の過半数を得られないために何度も選挙を繰り返しているようだ。
もう3日間も経過し11回も選挙を行っているが造反議員の頑なな態度はいささかも変わらず妥協する気配もない。
造反議員の多くは元々前大統領トランプ氏の信奉者のようだが今やトランプ氏の要請にも耳を貸そうとしない。
共和党の内紛がいつ収束するのか、先が見えない状態が延々と続いているのである。
米国は元々二大政党が拮抗しておりおまけに議長選出に「過半数」という条件が付けられているので時として混乱と葛藤が起こるのだ。
ただ反面ちょっと羨ましい気もする。
というのも我が国では「党議拘束」とかいう変なルールがあって票決が微妙な案件には党の方針に縛られることが多い。
本来、国会議員はたとえ党派に属していても一国一城の主、個人の意見を貫いてもいいと思うのだがなかなかそうはいかないらしい。
米国の場合は完全に「個」を貫いても除名なんてことはないんだねぇ。
国会議員としてどっちが居心地がいいんだろうか・・・、考えさせられるねぇ。(笑)
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