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日本をよりよい国にしたい、との思いから政治、経済、社会問題マターをバッサバッサと切り取ります。

保険金不正受給会社の社長記者会見に思う

2023-07-25 13:43:46 | 経済

保険金不正受給を常習的に行っていた自動車販売・修理会社の社長が記者会見に応じていた。

もっとも印象に残ったのは社長が「先月末の報告書を見るまでは諸々の不祥事実態について全く知らなかった」と言明していたことだ。

ただこういう事態を招いたお粗末なガバナンス体制で多くのステークホルダーに迷惑をかけたとして息子の副社長ともども明日付で役職を退任するとした。

記者団はその後「事前に何らかの不正(パワハラ行為を含め)を認識していたのではないか」について質問内容を変え食い下がったが社長は最後まで言質を与えることはなかった。

会見には次期社長となる専務や2人の幹部社員が同席したが前者は今後の心構えを述べるのみ、後者は調査中を理由に多くを語らず、だったので不正の全体像や経営層の関与については依然闇の中だ。

社長はあくまで自分のプライドに拘り自己保身を貫いたかたちだが当該会社については国交省が近くヒアリングを開始するとしているし、損保会社も訴訟の姿勢を明確にしているようだからいずれ全容が明らかになるだろう。

ただ役所も損保からも「面倒なことをしてくれたなぁ」との怨嗟の声が起きているに違いない。(笑)

1件当たりの金額は小さいし件数は膨大、チェック工数は計り知れないからねぇ。

いずれにせよこの出来事は(某損保OBの言葉を借りれば)「我々が想定していないことが現場で起きている」のである。

とにかく実態解明を速やかに進めて欲しいと思う。

 

 

 

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大相撲名古屋場所に番付上位者の意地を見た

2023-07-24 10:21:24 | 大相撲

昨日まで繰り広げられた大相撲名古屋場所は関脇豊昇龍の初優勝で幕を閉じた。

しかし彼の優勝は決して平たんなものではなかった。

場所前から3関脇の大関獲りレースの話題で騒がれていたが3日目に前頭筆頭の錦木に苦杯を喫してからは相撲ファンの耳目はこの錦木や久しぶりに躍動するベテラン北勝富士に移っていった。

星勘定も決して納得のいくものではなかった。

結局最後の3日間で優勝戦線に残り優勝決定戦で北勝富士を倒し番付上位者の意地を示したのだった。

決定戦後のあの涙はそれまでのプレッシャーから解放された安堵を象徴するものではなかったか。

そしてこの優勝は彼の大関昇進に花を添えるものになった。

こんなところで水を差すようだがこのところ大関昇進者のその後の転落をよく目にする。

是非今後も精進を続け次の目標に向かって前進してほしいと願うものだ。

 

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罪作りな自動車販売・修理会社の保険金不正

2023-07-23 20:50:40 | 経済

この度発覚した自動車販売・修理会社の保険不正行為は本当に罪深い。

保険制度は言うまでもなく性善説の上で初めて成立する。

これを故意の傷付けと虚偽の申請を繰返し保険金を不正受給していたのだからねぇ。

堪らず国交相や財務相がコメントせざるを得なくなった。

損保業界の重鎮や財界などからも多くの苦言や社会に対する警鐘などが聞かれた。

某財界人の「社会が想像もできないほど変わってしまった」と聞いた時は思わず衝撃を覚えたものだ。

誰がこの社会の変質、変容を収束させるのか?

先ず渦中の販売会社トップは公開の場でキチンと事の顛末を明らかにすることが重要だ。

もしこれが出来ないようなら公権力を行使しなければいけない。

保険金不正額の洗い出しと精算(ペナルティを含む)はどうするのか。

被害者たる損保会社が行うのがスジかもしれないが現実的ではない。

1件1件の金額は小さく勘定に合わないのだ。

彼らも困惑しているに違いない。

今のところ当該会社内に設置した第三者機関が調査を行うということだがこれとて納得のいく調査が行われるのか、甚だ疑問である。

しかしこれくらいしか妙案は浮かばない。

「第三者機関よ、頑張ってね」というよりほかないのだ、たとえこの会社が全ての費用を負担すると言えども・・・。

そして底なしの企業モラル低落、これは政治は背負い込んだ大きな課題である。

 

 

 

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岸田首相の地方行脚開始に思う

2023-07-22 10:28:49 | 政治

今朝の新聞が首相の地方行脚開始を伝えていた。

先ず手始めに栃木の障碍者支援施設とワイナリーを視察し今回の視察では子育て、デジタル、認知症対策施設などを訪問したいと語っていた。

と同時に「これまでも『聞く力』を強調して政策に取り組んできた」とも語った。

ふと思ったのだがそろそろ就任2年を迎える。

「聞く力」も結構だがそろそろ「聞く力」から政策を「立案する」「調整する」「説明する」にシフトしたらどうだろうかと思う。

子育て政策だってマイナンバー政策だって防衛費予算だって多くの国民が納得しているわけではない。

このままいってもとても事態が好転するとも思えない。

衆院解散を考えているとしたらそんなに時間が残っているわけではない。

政策をもっとリファインし丁寧に説明し理解を求める方向に早く舵を切らないと間に合わないぜ。

野党や与党の一部もその辺りをクールに見つめている。

逆にこれが出来れば政権2期目も見えてくるというものだ。

 

 

 

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不祥事発生会社と広報キャラクターとの関係に思う

2023-07-20 09:42:49 | 経済

とんでもない自動車販売・修理会社があったものだ。

利益至上主義が行き過ぎて修理で預かった車両にわざと傷をつけ保険金を過大にせしめるとはねぇ・・・。

当然のことだが内部告発も行われていた。

しかし経営内部に取り上げられることはなかった。

それはそうだろう。

経営陣承知の上で様々な不正が行われていたんだからねぇ。

ふと思い出したのがこの会社のPRを担っていたタレントの佐藤隆太氏のことだ。

会社の片棒を担いでいたとみなされては堪ったものではない。

不祥事を起こしたCFタレントが即座に職を解かれる例はままあるが今回のような逆のケースは珍しい。

クリーンなイメージを損なわれたとして何らかのコンペンセーションを求めることが可能な契約関係になっているのだろうか。

(過去の残像が消費者の脳裏に残っているので)不祥事発生後新たなCF放送は中止したというだけで完全に免罪とはならないと思うが如何だろう。

話は変わるが不祥事発覚後会社の幹部は報酬の返納などを申し出ているようだがそれで経営が刷新されるとはとても思えない。

経営陣の総入替えなど目に見える改革を示さない限り顧客の信頼回復は至難だろう。

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