松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

射方八節(引分け)

2007-10-25 23:14:22 | 和弓と櫨
弓を上に上げる「打起し」の後は、弓を左右均等に引き分ける「引分け」です。
ここでもやはり肩がやや上がってしまいがちなので、意識して肩を降ろします。
この時すでに腕の後ろ側から的に狙いを定めています。気持ちだけは。

ところで弓を引く時は、肘の裏側を立てなくてはいけません。
肘が開いていると、腕が引っ張った弦が離れて元に戻る通路に近くなってしまい
おそらく腕をかすめてしまいます。想像すると痛そうです。
なので肩をあげずに、いわば腕を前にねじって弦の通路と距離を置くわけですが、
これがなかなか難しい。

おそらくほとんどの人が手を横に広げた時、肘の裏側は下に向いていると思います。
それを肘だけクルリと回すわけだから、ちょっとばかし不自然な角度になるわけです。
体はオープンに開くけれども、腕だけは内側に閉じるような感じ。
弓道の姿勢の中で、唯一不自然な形かもしれませんが、
それは弦から体を守るための防備姿勢ともいえます。

次は射方八節の中でも一番の華!「会(かい)」です。

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