今日は筑前町の三輪弓道場で「多田杯」が行われました。
近隣の射手たちが集まる絶好の機会とあって、私も取材がてら見学させていただきました。
上の画像のように、試合ですから、たくさんの和弓が並んでいます。
ほとんどが竹弓。側木は櫨でした。
杢のついた側木を使っている弓も並んでいて、なかなか見応えがありました。
試合の方はまずは中学生から始まりました。

お次は高校生。

中学生の部も高校生の部も、優勝したのは女性でした。
一般の部。

姿勢の美しさに見とれてしまいますね。

こういう時って、みんな何を考えてるんでしょうか。
疑問に思って射手の一人に、射る時の気持ちをお聞きすると
「みんなただ漠然と射ているわけじゃないよ。
自分がどうやったら的に当たるのか、
姿勢や手先やタイミングとか、一生懸命考えてる。」
別の方は
「いろいろ考えてるけど、どうも上手くできない。
でも何も考えないよりましね。
何も考えなかったら(上達が)止まっちゃうもの。」
弓道は的に当てることが目的ではありません。
とはいえ、20年以上の経験を持つ方ですら、
的に当たらないとか、姿勢が安定しないといって悩んでいることを知り、
改めて愕然としました。
ただ、的に当たらず悩むってのは、常に自分の不完全さを意識することですから、
すなわち謙虚でいるって事です。
傲慢な性格の人間は、的に当たらなかったら我慢できなくて続けられないだろうし。
ここまで考えて、はたと気づきました。
鍛錬することで不完全な自分を意識し、謙虚になり、そして再び鍛錬する。
これこそ弓道の本当の目的かも。
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上の画像のように、試合ですから、たくさんの和弓が並んでいます。
ほとんどが竹弓。側木は櫨でした。
杢のついた側木を使っている弓も並んでいて、なかなか見応えがありました。
試合の方はまずは中学生から始まりました。

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中学生の部も高校生の部も、優勝したのは女性でした。
一般の部。

姿勢の美しさに見とれてしまいますね。

こういう時って、みんな何を考えてるんでしょうか。
疑問に思って射手の一人に、射る時の気持ちをお聞きすると
「みんなただ漠然と射ているわけじゃないよ。
自分がどうやったら的に当たるのか、
姿勢や手先やタイミングとか、一生懸命考えてる。」
別の方は
「いろいろ考えてるけど、どうも上手くできない。
でも何も考えないよりましね。
何も考えなかったら(上達が)止まっちゃうもの。」
弓道は的に当てることが目的ではありません。
とはいえ、20年以上の経験を持つ方ですら、
的に当たらないとか、姿勢が安定しないといって悩んでいることを知り、
改めて愕然としました。
ただ、的に当たらず悩むってのは、常に自分の不完全さを意識することですから、
すなわち謙虚でいるって事です。
傲慢な性格の人間は、的に当たらなかったら我慢できなくて続けられないだろうし。
ここまで考えて、はたと気づきました。
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