松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

始まった櫨の実ちぎり

2007-12-05 19:47:16 | 復活奮闘日記
今日の午後から久留米市山本町のはぜ並木で、櫨の実ちぎりが始まりました。
一番北側の木からスタートです。
ちぎり子は、親子三代でちぎっている八女のMさん一家。
伝統の高い竹の梯子を二カ所でくくりつけ、器用にのぼっていきます。

「手が疲れませんか?」と聞くと、
「手を上にあげてちぎるのは素人だよ。」との答え。
自分が高くのぼって、手を下にしてちぎるのだそうです。

今年はいわゆる「表」の年。
白い粉を吹いた実を多く見かけますが、白い粉を吹くと豊作の年だと言われていたそうです。
しかし、雨が少なかったせいで、水分が少なく実も小さいため、
収穫としては、かなりイマイチになるだろうとのことでした。

櫨の枝は折れやすいので、梯子をかけるには要領がいります。
必ず木の中心に向かってかけること。
たとえ枝が一、二本折れたとしても、かならず梯子は止まるからです。

それにしても、山本町のはぜ並木は、ちぎり子泣かせの場所です。
すぐ横が深い溝になってるし、梯子を引っかけにくくてやりずらいのだそうです。

こうした風景は、めったに見られなくなってしまったので、
私が話しかけている間も、ギャラリーがちらほらと。
土日は、どこからかカメラマンが押し寄せて撮影しているそうですから、
初日に行ってよかったよかった。

はぜ並木攻略には一週間ほどかかるそうです。



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