和ろうそくの芯を巻いている人に初めて出会った井口さん。
芯に使うイグサは、どんな種類のものかと聞くと、
畳に使われているコヒゲではなく、
どうやら井口さんの作っている灯芯草と同じ種類のものを
使っているとのことです。
やっぱりそうだった!
自分の灯芯草が、和ろうそくの芯として使えるに違いない。
確信が深まります。
ところが、ひとつ重要な問題がありました。
畳やゴザと違い、和ろうそくの芯には、
灯芯草をそのまま使うのではなく、
灯芯草の中の髄を取り出して使っているのです。
こちらのエントリの顕微鏡写真のように
灯芯草の中には、丸くて白いふわふわした髄が入っています。
その髄だけを取り出さなくてはなりません。
いったいどうやって?
もちろん井口さんは灯芯草の中に髄があることは知っていました。そして自分なりに髄を取り出したことはあります。
ただ、昔の人たちがやっていた方法とは違うので
どうやったら効率的に髄を取り出せるかで悩んでいたのです。
「正徳さん、髄はどうやって取り出すんですか?」
井口さんは勢い込んで聞きました。
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畳に使われているコヒゲではなく、
どうやら井口さんの作っている灯芯草と同じ種類のものを
使っているとのことです。
やっぱりそうだった!
自分の灯芯草が、和ろうそくの芯として使えるに違いない。
確信が深まります。
ところが、ひとつ重要な問題がありました。
畳やゴザと違い、和ろうそくの芯には、
灯芯草をそのまま使うのではなく、
灯芯草の中の髄を取り出して使っているのです。
こちらのエントリの顕微鏡写真のように
灯芯草の中には、丸くて白いふわふわした髄が入っています。
その髄だけを取り出さなくてはなりません。
いったいどうやって?
もちろん井口さんは灯芯草の中に髄があることは知っていました。そして自分なりに髄を取り出したことはあります。
ただ、昔の人たちがやっていた方法とは違うので
どうやったら効率的に髄を取り出せるかで悩んでいたのです。
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