日本初のハゼロウキャンドル!
とはいうものの、
蝋だれをおこしてしまうという決定的な弱点を、
どうやって改良していくのか。
私は正徳芯に望みを託しました。
蝋を少しでも吸い込ませるために
正徳さんに特殊な芯を作ってもらうことにしたのです。
いつもより堅めに二重、三重に巻いた芯を作ってもらい
さっそく再び荒木製蝋を訪れます。
そして灯してみたのが上の画像。
左が三重巻き、右が二重巻き。
一重で巻いた時よりも炎が大きくなりました。
固唾をのんで時間が経つのを見届けます。
しばらくしたら、二重巻きの方が蝋が流れてしまいました。
そしてその後30分ほどして三重巻きの方も同じく
蝋が流れてしまいました。
やっぱり流れてしまった。
どうやっても蝋は流れてしまうんだろうか。
私はあきらめることができませんでした。
一重の芯の時よりも流れるタイミングは
確実に遅くなっています。
特に三重巻きは、さらに形を保っていたからです。
少しでも可能性のある事を見なくちゃ。
思い切ってイグサを何重でも巻いてみたら?
ダメでもともとです。やってみなくちゃわかりません。
私はまたもや正徳さんの所へ出向き、
今度は、できるだけたくさんイグサを巻いた芯を
作ってくださいとお願いしました。
「そんなの作ったことないけど、やってみるわ。」
と、正徳さんは半分面白がって承知してくれました。
数日後、多重巻きの芯ができました。
多重巻きの芯…。
それはなんだか…、とても和ろうそくの芯とは
思えないような形状をしていたのでした。
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とはいうものの、
蝋だれをおこしてしまうという決定的な弱点を、
どうやって改良していくのか。
私は正徳芯に望みを託しました。
蝋を少しでも吸い込ませるために
正徳さんに特殊な芯を作ってもらうことにしたのです。
いつもより堅めに二重、三重に巻いた芯を作ってもらい
さっそく再び荒木製蝋を訪れます。
そして灯してみたのが上の画像。
左が三重巻き、右が二重巻き。
一重で巻いた時よりも炎が大きくなりました。
固唾をのんで時間が経つのを見届けます。
しばらくしたら、二重巻きの方が蝋が流れてしまいました。
そしてその後30分ほどして三重巻きの方も同じく
蝋が流れてしまいました。
やっぱり流れてしまった。
どうやっても蝋は流れてしまうんだろうか。
私はあきらめることができませんでした。
一重の芯の時よりも流れるタイミングは
確実に遅くなっています。
特に三重巻きは、さらに形を保っていたからです。
少しでも可能性のある事を見なくちゃ。
思い切ってイグサを何重でも巻いてみたら?
ダメでもともとです。やってみなくちゃわかりません。
私はまたもや正徳さんの所へ出向き、
今度は、できるだけたくさんイグサを巻いた芯を
作ってくださいとお願いしました。
「そんなの作ったことないけど、やってみるわ。」
と、正徳さんは半分面白がって承知してくれました。
数日後、多重巻きの芯ができました。
多重巻きの芯…。
それはなんだか…、とても和ろうそくの芯とは
思えないような形状をしていたのでした。
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