松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

竹野小学校の子ども達に

2008-10-09 23:06:30 | 復活奮闘日記
今日は耳納山の中腹にある平原公園のふれあいの家で、竹野小学校がキャンプを行っていました。そこでキャンプの夜話みたく?夕食後に櫨に関する話を小学5年生に話すことになりました。

先日から櫨の話を人前で話す機会が増えています。子ども相手にわかりやすく話すことが重要だと思って、あれこれ思案しながらろうそくや蝋を持っていきました。

竹野小学校というのは田舎の田主丸町の中でも山辺にある地域なので、比較的農村の風景が残っており、昔ながらの風習も残っている地域です。子ども達も山を駆け抜けて遊んでいるため、町中にいる子どもたちよりもずっと自然に近くて、町中にある田主丸小学校よりも素朴な感じです。おまけに「おばあちゃんの知恵」的なことを子どもが聞いて知っている時もあり、大人顔負けの知識を披露することもあります。私自身は田主丸小だったので、竹野小の子ども達の野生児的な逞しさを、小さい頃はいつも感心させられていました。

さて、そんな竹野小学校の子ども達。私が手がけ和ろうそくを見せて、「これはみんなもあまり知らないやろうけど…。」と話しだすと、な、なんと6~7人の子どもが知ってました。火を灯しているのを見たことがあるんだって。さすがに竹野小の子ども達です。私なんか、こないだまで知らなかったのに。櫨のこともある程度知っている子どもも半数ほどいました。

子ども達にはあまり市場に出回っていない櫨のハチミツを一人ずつ手のひらに載せてやって実際に舐めてもらいました。甘くて美味しいと評判は上々です。また、田主丸町は植木の町。そのルーツは櫨にあったことや、田主丸町で松山櫨が発見されたこと、櫨蝋をジャパンワックスということ、櫨の木をジャパンワックスツリーということなどを伝えると、子ども達も素直に納得して聞いてくれました。

無事に40分ほどで話し終えましたが、やっぱり後でまたあれもこれもと言い足りなかったことを思い出しました。やれやれ。私もまだまだお話しの勉強中です。

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