松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

まち旅博の予約が始まった

2008-10-10 23:36:58 | 復活奮闘日記
いよいよ今月の初めから「久留米ほとめきまち旅博覧会」の予約が始まりました。

今年から始まったばかりなので、まだまだ周辺の住民への認知度はこれからでしょうが、パンフを知り合いなどに見せると、みな興味深く見てくれます。

さて、その中で不肖私めも登場する「乾太郎窯アトリエで”ぐい呑み”作りと古民家レストランの自然食」をちょっと紹介しましょう。

乾太郎窯は櫨並木の側にある古民家のアトリエです。入り口はこんな感じ。バナナの木が目印です。


毎年、春秋には、こぢんまりとした雰囲気の古民家で新作の陶器の作品展が行われています。櫨の葉っぱや実による釉薬を使っているのは乾太郎窯だけです。最近はワラ灰による桜色の陶器も人気のようです。


乾太郎窯ファンは遠くからもお客さんがやってきては、囲炉裏端に座ってお茶やお菓子をいただきながら、いろんな楽しい話をしていきます。もちろん私もながながとお邪魔しておしゃべりする時も。ここで思いがけず新しい方との出会いもありました。


当委員会のろうそくも飾ってあります。蝋燭立てはもちろんこちらの作品です。手作りなので作品毎に微妙に違う味わいがあります。


今回の「ぐい呑み」作り体験は、乾太郎窯にとって一つの大いなる挑戦のようです。普通は手でこねて形を作って絵付けをして終わり。後日窯から焼き上がった作品が届く仕組みなんですが、今回は違います。その日に焼きあげて持って帰ってもらうわけですよ。

この一通りの工程を一日で可能にするために、乾太郎氏は特別な「窯」を製作しました。まず陶器を焼くための小さな窯を焼いたわけですね。それがこれ。結構カワイイ窯でしょ。

本番ではしっかりお客様の作品を仕上げられるように、現在、何回もリハーサルして準備に余念がない模様。

もちろん普通の陶芸体験では窯炊きしているところを見ることはできません。でも窯炊きは陶芸におけるクライマックスですから、よく考えたら一番いいところを見逃しているんですよね。今回の「ぐい呑み」体験では、実際にこの小さな窯の側で、自分の作品が焼き上げられる窯の熱気を確かめられます。

こうしてみると今回の体験は、こうやって陶芸作品ができていくんだなぁと、陶芸の全ての工程を手軽に実感できる貴重な体験だと思います。

乾燥する時間や窯炊きしている時間を利用して、紅葉している櫨並木を散策したり、お隣の赤い櫨の庵さんでお昼ごはんを食べるのも楽しみ。館の中の作りも本当に見応えがあります。素敵な雰囲気の古民家レストランなのでおすすめです。

ちなみに当委員会からはお客様に「正徳芯和ろうそく」をお土産におつけすることにしました。せっかく櫨並木まで来ていただくわけですから、ぜひ日本の良き伝統を受け継いだ和ろうそくを家で灯してもらいたいなあと思っています。

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