松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

吉井の櫨

2008-12-10 21:05:05 | 復活奮闘日記
吉井町には延寿寺沿いに櫨並木がありますが、この写真はそれよりも西側の曽根(小川)にある櫨です。

四本だけ残っていましたが、一本は実が付いてない櫨で、紅葉がまだ見られます。本当はもっとたくさん並木として植えてあったそうですが、「邪魔になる」との理由で次々に伐採されていきました。残った四本だけが、櫨並木の面影を伝えています。

近くに住むI先生は、小さい頃から櫨並木と共に育ってきたのだそうです。小さい頃、夕日を浴びた櫨の紅葉を見た時の景色が忘れられんと言います。それに小さい頃は、櫨を見てもなんとも思わなかったのに、年をとるたびに櫨の木を美しいと思うようになったとも。

こういった言葉は、私が櫨の活動で会う年配の方々の言葉と一緒です。みな、小さい頃に見た時はなんとも思わなかったのに、失われてしまった今、その頭に残っている景色が、故郷の地にいてさえ望郷の念を呼び起こすのです。

この場所で、低い位置に実のたくさんついた櫨があるので、今度の13日土曜には耳納アンビシャス広場(再生工房)にて和ろうそくを作ろうというイベントを行い、その中で、櫨の実ちぎりをすることになりました。

吉井には延寿寺沿いの他にもこうして櫨の木がちらほら残っていますが、イベントとして「櫨の実ちぎり」を行うのは初めてだそうです。つまり吉井では今まで櫨の木ってのは全く相手にされてなかったわけですけど、とにかく今まで「櫨マケする!」と忌み嫌われていた櫨ですから、人々が櫨を語り、櫨の実をちぎって実を持って帰ってくれるのは非常に画期的なことなんです。

I先生と共に、近くの元・中川製蝋の社長にも来ていただいて、吉井の櫨についてお話を伺うことになりました。とても貴重なお話が聞けるんじゃないかと楽しみにしています。

櫨の実ちぎりをした後は、簡単に作れる櫨蝋のカップキャンドルを作ります。再生工房ならではの特製容器に櫨蝋を流し込み、芯はもちろん「正徳芯」。なんて贅沢な試みであることか。しかも参加無料です。

まだまだ申込を受け付けていますので、再生工房0943-76-2077までどうぞ。

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