松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

初段の認許状

2008-10-16 21:22:04 | 和弓と櫨
弓道連盟から「初段」の認許状が届きました。
なかなか嬉しいものです…っていうか、かなり嬉しかったりして。

壱級を飛び級していきなり初段を取る人もいますが、今から考えたら、自分はちゃんと「壱級」の時期を過ごしてよかったなぁと思います。なんせ以前は週一と練習量が少なかったし、自分がどんな射形で引いているかとか手の内とか、さっぱりわからないままに引いていましたから、四月の審査の後は一歩一歩階段を踏みしめるような手応えを感じながら練習ができました。

今の自分の弓手の二の腕はポヨポヨ。最近は馬手(右手)の肘を入れようと強く意識していたので、かえって弓手とのバランスが崩れてしまい、矢は的の前方ばかりに集まってしまいます。肘が入ってなかった頃の方が的に中っていたことを考えると皮肉ですが、こういった経過も上達の過程に入るのかもしれないと考えるようになりました。

安定した射ができるようになるには、まだまだ時間がかかりそうですが、気長に楽しみながら続けていきたいと思います。

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北京オリンピック出場選手を間近で

2008-10-15 20:57:46 | ニュース
今日はアクロス福岡で行われた「北京オリンピック・北京パラリンピック出場選手への知事表彰および感謝状贈呈式」に潜り込んで…じゃなくて、スタッフアシスタントみたいな感じで裏方をやってきました。

福岡県にゆかりのある北京オリンピック選手といえば、有名どころとしては田村亮子選手やソフトボールの上野由岐子選手、藤本索子選手。それにホークスの和田、川崎、杉内選手。さすがにみな一流のスポーツ選手ですからムダのない筋肉にスーツ姿が決まることといったら!田村選手もすっごく小さくて、以前より顔つきが痩せたんじゃないかなぁ。上野選手は日焼けした顔がとても男前でした。テレビより生で見た方がみなきれいな人達ばかりでした。

ところで私はどんな事をやったかというと、カメラマンのオバルさんが出場選手の集合写真を撮影したんですが、パラリンピック・水泳の梶原紀子選手の杖を撮影の間だけ預かる役目でした。ありがとう、梶原選手。私に役目を与えてくれて。

こういった表彰式は、もちろんニュースでしか見たことなかったんですが、今回はステージの脇でしっかりと来場した選手たちのコメントを全部聞くことができました。あまり注目されることのなかった選手でも、やはり一生懸命一つの道を頑張ってきた方達ばかりですから、何気ない言葉にも重みがあります。

上野選手のコメントの時、オリンピックでボールで2016を形作った例のエピソードの話が出てきて、あの時の感動が蘇ってきて涙ウルウルものでした。本当にソフトボールも野球も、ぜひ復活してもらいたいもんですね。上野選手にプレゼントされた博多織も、ちょうど優勝が決まった時の写真が絵柄になっていて、素晴らしい出来映えに感心しました。

いつもはテレビでしかお目にかかったことのない方達を間近で見ることができて、いや~目の保養になりました。

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だんだんアメリカみたいに

2008-10-14 23:41:54 | ニュース
こんにゃくゼリー」法規制混迷 「もち」「米」も危険という声も
こんにゃく入りゼリーをのどに詰まらせて窒息死する事故が相次いでいる問題で、製造会社は製造を当面中止することになったほか、自民党では「ゼリーの硬さなどを規制すべき」との動きも具体化しつつある。ところが、事故で窒息死した際の原因は「もち」「米」「パン」などの方が絶対数としてははるかに多く、「こんにゃくゼリーだけを規制するのはおかしい」との声も噴出。議論は混迷を深めつつある。
~中略~
野田聖子消費者行政担当相はあくまで規制進めたい考え
例えば厚生労働省が08年5月に発表した調査結果によると、全国の消防本部で扱った窒息事故約700例のうち、原因の食材が食品成分表で分類できたのは432例。その内容を見ていくと、一番多いのが「穀類」で211例。「穀類」の内訳を見ると、「もち」77例、「米飯'(おにぎりを含む)」61例、「パン」47例、「粥」11例、といった具合だ。一方、「菓子類」は62例で、その中で「カップ入りゼリー」は8例、「ゼリー」は4例と、絶対値としては少ないのだ。もっとも、これには「もちを食べる人は、こんにゃくゼリーを食べる人よりもはるかに多い」という事実があり、「分母」が大きく違うため、「死亡率」は「こんにゃくゼリー」のほうが格段に高いとみられる。それでも、「こんにゃくゼリーだけが危ない」という主張には無理がありそうだ。

実際、前出の自民党の会議でも
「もちは、昔から死亡事故が多い」
との指摘が出ている。一方、10月2日には「小さな警告マークのみの(こんにゃくゼリー)商品は自主回収すべき」などとメーカーに求めていた野田聖子消費者行政担当相は、10月10日の記者会見で

「もちはのどに詰まるもの、という常識を多くの人が共有している」
などと反論。あくまでこんにゃくゼリーへの規制を進めたい考えだが、他の食品の危険性との整合性の面から、今後議論を呼ぶことになりそうだ。


食べ物はどんなものでも喉に詰まる可能性があります。今回は事故例が多いとはいえないこんにゃくゼリーがスケープゴートにされ休業をやむなくされました。こうして一つの食文化そのものを消し去ろうという動きを見ると、昔見たアニメのほとんどが「差別用語」が入っているとのお達しのもとに見られなくなってしまったことや、本屋から「ちびくろサンボ」の本が消えてしまったことを思い出します。その後ちびくろサンボは復刊しましたけど、アニメは残念ながら見られません。

女性が損害賠償求め県を提訴
 魚沼市の奥只見レクレーション都市公園の通路に滑りやすい石が敷き詰めてあったため、自転車が転倒し、左ひじを骨折したとして、東京都練馬区の女性が公園を管理する県を相手取り、治療費など約300万円の損害賠償を求める訴訟を14日までに、新潟地裁に起こした。

 訴状によると、女性は2006年8月、公園の通路を自転車で走っていたところ、滑って転倒し左ひじを骨折。07年9月まで治療を受けた。

 女性側は「事故は、県が安全な物を設置し管理する義務を怠ったことで発生した」と主張。県は「訴状を検討した結果、争うことにした」としている。
新潟日報2008年10月14日


アメリカのドラマで、事故で大けがした家族のもとへ弁護士が電話をかけてきて、「会社を訴えるんです。絶対に損はさせません」とかなんとか訴訟で得る大金をちらつかせるシーンをよく見かけます。先のこんにゃくゼリーも、もともと幼児が死亡した事件で両親は賠償金を得ていたように、これも影に弁護士がいるんでしょうか。よくアメリカには弁護士が余ってるとか言われてますが、日本でも弁護士が増えてきたってことでしょうか。

弁護士って弱者を守る正義の味方のように思ってたんですが、裁判を有利に進めるため、やたらと精神鑑定を持ち出したり、離婚弁護士がらみでも「一銭も残らないよう搾り取ってやる。」とか、どうも単純に正義の味方とは思えなくなってきました。

明治の文明開化以来、日本はずっと西洋、特にアメリカを追いかけてきましたが、アメリカみたいな社会を全て肯定できるわけがありません。でもそうはいっても、一歩一歩ますますアメリカに近づいてきています。

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工房夢細工訪問

2008-10-13 21:00:30 | 復活奮闘日記
先日、秋月に行った折り、工房夢細工にお邪魔しました。

こちらは化学染料を使わず自然の草木を材料とした草木染めを行っている工房です。自然から生み出す色は400以上あるとのことで、確かに夢細工さんの店頭などで見かける色の豊富さに目がとまります。


茜を材料としたピンク色。


こちらは桜染め。桜から実際にこんなにきれいな桜色を出したのは日本で初めてだそうで、ここだけの製品です。


柔らかい色が出ています。

草木染めの色はみな見事な中間色で目に優しいですね。万葉の世界も豊かな色の名前があるように、古代の昔から様々な色を出すために、草木染めは盛んに行われてきました。染色の方法や材料によって出来上がる色とかも違ってくるとのことで、色の世界も本当に奥が深いようです。

工房夢細工のサイトはこちらです。

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宇美八幡宮射会

2008-10-12 20:05:00 | 和弓と櫨
今日は宇美八幡宮内にある宇美町弓道場で「秋季大祭奉納弓道大会」がありました。

宇美八幡宮はかの神功皇后が朝鮮出兵をして帰ってきた後、この地で応神天皇を産んだという場所で、「産み」=宇美となったそうです。境内には安産祈願のお守り「子安の石」がありました。

境内を守る狛犬。クルクルパーマの毛が素敵♡


今日は秋季大祭なので、子ども達による奉納相撲大会も行われていました。かなり盛り上がってました。


境内には樹齢2000年といわれる楠があります。

衣掛の森。幹周りが巨大です。


湯蓋の森。マジックツリーハウスができそうな枝振りです。


さて、私の今日の結果は8射1中。いつもながらぱっとしませんでした。的までの距離がすごく近く見えて、矢は的のすぐ上ばかり集まってしまいました。道場の幅が狭いから錯覚で近くみえるだけなんだそうです。

来週の日曜は太宰府でのまほろば。その次はホームでの多田杯があります。今年は毎週、射会づくしの秋になりそうです。

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ギャラリー「水の音 土の音」

2008-10-11 20:36:01 | 復活奮闘日記
今日は秋月のウィークエンド珈琲ギャラリー「水の音 土の音」にお邪魔しました。

秋月といえば「杉の馬場」ってのがふつーの観光コースなんですが、ちょっと足を伸ばしてみると、他にもいろいろと見所はあるようです。

テラスに面したお部屋は、古民家の二階を外して吹き抜けの高い天井になっており、薪ストーブが備えてあります。純日本家屋が洋風さを取り入れて、うまく調和してる感じですね。木の温かみがあります。


一番手前は丸い陶器のスピーカー。聞こえてくるのは柔らかい音です。棚には素敵な小物が並んでました。


かわいい絵柄の陶器皿。小物入れや、ちょっとしたお菓子なんかにも合いますね。


かわいくて変わったデザインの置物。


美味しいコーヒーをいただきました。秋月巡りしていると、ほっとできる空間です。ちなみに画面右上のクッキーや生チョコは全部手作りなんですって。クッキーはサクサクしていて、チョコも甘すぎず美味しかったです。

こちらのギャラリーは土、日、祭日のみオープン(11月のみ毎週金曜もオープン)という、なかなか希少価値のあるギャラリーです。11月には作品展もあるそうですので、秋月に出かける時にはぜひ立ち寄ってみたいところですね。

「水の音土の音」のサイトはこちらです。

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まち旅博の予約が始まった

2008-10-10 23:36:58 | 復活奮闘日記
いよいよ今月の初めから「久留米ほとめきまち旅博覧会」の予約が始まりました。

今年から始まったばかりなので、まだまだ周辺の住民への認知度はこれからでしょうが、パンフを知り合いなどに見せると、みな興味深く見てくれます。

さて、その中で不肖私めも登場する「乾太郎窯アトリエで”ぐい呑み”作りと古民家レストランの自然食」をちょっと紹介しましょう。

乾太郎窯は櫨並木の側にある古民家のアトリエです。入り口はこんな感じ。バナナの木が目印です。


毎年、春秋には、こぢんまりとした雰囲気の古民家で新作の陶器の作品展が行われています。櫨の葉っぱや実による釉薬を使っているのは乾太郎窯だけです。最近はワラ灰による桜色の陶器も人気のようです。


乾太郎窯ファンは遠くからもお客さんがやってきては、囲炉裏端に座ってお茶やお菓子をいただきながら、いろんな楽しい話をしていきます。もちろん私もながながとお邪魔しておしゃべりする時も。ここで思いがけず新しい方との出会いもありました。


当委員会のろうそくも飾ってあります。蝋燭立てはもちろんこちらの作品です。手作りなので作品毎に微妙に違う味わいがあります。


今回の「ぐい呑み」作り体験は、乾太郎窯にとって一つの大いなる挑戦のようです。普通は手でこねて形を作って絵付けをして終わり。後日窯から焼き上がった作品が届く仕組みなんですが、今回は違います。その日に焼きあげて持って帰ってもらうわけですよ。

この一通りの工程を一日で可能にするために、乾太郎氏は特別な「窯」を製作しました。まず陶器を焼くための小さな窯を焼いたわけですね。それがこれ。結構カワイイ窯でしょ。

本番ではしっかりお客様の作品を仕上げられるように、現在、何回もリハーサルして準備に余念がない模様。

もちろん普通の陶芸体験では窯炊きしているところを見ることはできません。でも窯炊きは陶芸におけるクライマックスですから、よく考えたら一番いいところを見逃しているんですよね。今回の「ぐい呑み」体験では、実際にこの小さな窯の側で、自分の作品が焼き上げられる窯の熱気を確かめられます。

こうしてみると今回の体験は、こうやって陶芸作品ができていくんだなぁと、陶芸の全ての工程を手軽に実感できる貴重な体験だと思います。

乾燥する時間や窯炊きしている時間を利用して、紅葉している櫨並木を散策したり、お隣の赤い櫨の庵さんでお昼ごはんを食べるのも楽しみ。館の中の作りも本当に見応えがあります。素敵な雰囲気の古民家レストランなのでおすすめです。

ちなみに当委員会からはお客様に「正徳芯和ろうそく」をお土産におつけすることにしました。せっかく櫨並木まで来ていただくわけですから、ぜひ日本の良き伝統を受け継いだ和ろうそくを家で灯してもらいたいなあと思っています。

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竹野小学校の子ども達に

2008-10-09 23:06:30 | 復活奮闘日記
今日は耳納山の中腹にある平原公園のふれあいの家で、竹野小学校がキャンプを行っていました。そこでキャンプの夜話みたく?夕食後に櫨に関する話を小学5年生に話すことになりました。

先日から櫨の話を人前で話す機会が増えています。子ども相手にわかりやすく話すことが重要だと思って、あれこれ思案しながらろうそくや蝋を持っていきました。

竹野小学校というのは田舎の田主丸町の中でも山辺にある地域なので、比較的農村の風景が残っており、昔ながらの風習も残っている地域です。子ども達も山を駆け抜けて遊んでいるため、町中にいる子どもたちよりもずっと自然に近くて、町中にある田主丸小学校よりも素朴な感じです。おまけに「おばあちゃんの知恵」的なことを子どもが聞いて知っている時もあり、大人顔負けの知識を披露することもあります。私自身は田主丸小だったので、竹野小の子ども達の野生児的な逞しさを、小さい頃はいつも感心させられていました。

さて、そんな竹野小学校の子ども達。私が手がけ和ろうそくを見せて、「これはみんなもあまり知らないやろうけど…。」と話しだすと、な、なんと6~7人の子どもが知ってました。火を灯しているのを見たことがあるんだって。さすがに竹野小の子ども達です。私なんか、こないだまで知らなかったのに。櫨のこともある程度知っている子どもも半数ほどいました。

子ども達にはあまり市場に出回っていない櫨のハチミツを一人ずつ手のひらに載せてやって実際に舐めてもらいました。甘くて美味しいと評判は上々です。また、田主丸町は植木の町。そのルーツは櫨にあったことや、田主丸町で松山櫨が発見されたこと、櫨蝋をジャパンワックスということ、櫨の木をジャパンワックスツリーということなどを伝えると、子ども達も素直に納得して聞いてくれました。

無事に40分ほどで話し終えましたが、やっぱり後でまたあれもこれもと言い足りなかったことを思い出しました。やれやれ。私もまだまだお話しの勉強中です。

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大川家具秋の展示会

2008-10-08 22:11:58 | 復活奮闘日記
今週の11~13日まで大川市で大川木工まつりが開催されます。その直前に、8~9日の二日間は業者向けの秋の展示会が産業会館で行われています。実は当委員会の商品も展示されているので、ちょっと覗きに行ってきました。

ブースは受付から入った真ん前。九州温泉旅館客室コンペティション2008のすぐ隣りに設置された「メイドイン九州」というブースです。

日用雑貨を中心に上品にレイアウトされています。中央には眞櫨きゃんどる群が!


東京ミッドタウンの「筑後展」でご一緒した宮原タオルの「あんしんなタオル」シリーズや、まるは油脂さんの石鹸シリーズ、坂田織物の久留米絣のハンチング帽子も展示されています。


二階には当委員会の黒うさぎキャンドルホルダーでおなじみ鉄人さんのコーナーもありました。


斬新なデザインの家具が一堂に揃い、見るだけでも迫力があって楽しいですね。

私は家具やインテリア関係はさっぱりうとくて、こうした展示会も初めて見たんですが、世の中いろんな家具があるんだなぁと驚きました。和風のインテリアもどこか現代風のデザインをとりこんでいます。

今回は波佐見町にある花わくすいさんからお誘いをいただきました。波佐見町にあるお店の方は、すごく品があって様々な日用雑貨が揃っており、観光客も多く来られているとか。会社のウェブサイトはこちらです。一度遊びがてら見に行ってみたいものです。

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矢が潜った

2008-10-07 23:19:00 | 和弓と櫨
ある日、うちの弓道場の新人さん(70代)が一ヶ月以上巻藁で練習したのでそろそろ的前に立つことになりました。最初の立ちは真ん中です。始めて的前に立った私の時みたいに屋根の樋に当たったり、上にあるネットに引っかけたりしてましたが、だんだん落ち着いてきました。

その後しばらく経って、たまたま一番前の立ち、つまり大前しか的が空いていなかったので初の大前に立つことになりました。いつかはどうせ大前を経験しなくちゃいけないし、だいぶ落ち着いてきたのでやってみようということに。

が、やっぱり大前は他の人が見えないので緊張するものです。手に力が入って放たれた矢はとんでもなく前へ、弓道場のすぐ横の土手方向に飛んでいってしまいました。その時は、土手の草むらを探せば見つかるだろうと思っていましたが、矢払いに行った時、全く矢の行方がわからなくなってしまいました。みんなで一生懸命探したんですが、ついに見つからず、残念ながらいまだに見つかっていません。

どうやら矢が土の中に潜っていったんじゃないかと思われます。羽ぐらいは地上に出てると思ったんですが、羽までも地下へ潜入した模様です。

よく戦の絵などで、大地に矢が刺さっているのを見かけますが、あれはよっぽど硬い地面じゃなきゃ刺さらないんですね。実際には草むらなどの柔らかい地面であれば、矢は全て土の中へ潜ってしまうんです。熊手みたいなもので地面を掘り起こさない限り見つからないんでしょう。

「矢が見つかったら、また使えますかね?」と私。
「見つかっても、たぶん羽がボロボロになっているやろう。」と先生。
先生は、矢をなくして悲しそうだったその新人さんに代わりの矢を貸してあげました。

そんなわけで今では誰かが矢払いに行った時は、矢が出てこないかどうか土手を確かめるのが日課になっています。

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田中久重の弓ひき童子

2008-10-06 20:23:04 | 和弓と櫨
昨日、たまたま立ち寄った井筒屋の七階で、なんと「からくり儀右衛門」こと田中久重が作った弓ひき童子の実演がありました。日本に二体しかない弓ひき童子のうちの一つだそうで久留米市が所有するのだそうです。しかも実際に実演してみるというのは非常に貴重な体験でした。

どうやって動くかというと、動力は全てぜんまい仕掛け。箱につけた糸を引っ張るとジージーといいながら動いていきます。

さ、矢をつがえましょうかね。


いい調子いい調子。


物見もOK。引き分けますよ。


えいっ。見事に飛んでいきました。

詰めかけた人々も息を呑んで見守っていました。ぜんまい仕掛けでこんな高度なことができたなんて、今の時代でも驚異的ですね。こうしたからくりに当時の人々が魅せられたのもわかるような気がしました。だって面白いもん。

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筑後スローフードフェスタ2008

2008-10-05 21:17:16 | 復活奮闘日記
昨日と今日は久留米市六ツ門の六角堂広場で「筑後スローフードフェスタ2008」が行われました。あいにく今日は雨でしたが、その割に結構な人出で、私もいろんなもんを食べられるだけ食べようと、お腹に詰め込んだのでした。


黒木の山菜ごはんと、はかた地鶏。地鶏は大好きなので、いきなり食べてる途中でまだ写真撮ってないことに気づいてあわてて写真を撮りました。


温野菜サラダ。これはポン酢も美味しかったのでかなりおすすめ。


森光牧場のアイスクリーム。雨で気温が低かったので、並ばずに買えました。コクのある高級アイスクリームの味です。


MINOU SLOW CAFEとこどもカフェ。なんと当委員会のキャンドルと和ろうそくを売ってくれていました。


みのうDCが新発売した「コロッケソース」も好評の様子でした。砂糖やカラメルを使う部分を完熟柿の自然な甘さを取り入れたソースだそうです。私も一つ買ってきて、家にあったコロッケで食べてみました。うま~。確かに、ソースにありがちなべたっとした甘さじゃなくて、新鮮でジューシーな甘さが口の中に広がります。トンカツにもいけそうですね。

筑後地域でスローフードの各イベントがこれから始まります。ここ最近、食への不安や不信感の増すような事件ばかり起きて、こうしたイベントもまた注目度が高くなっているように思います。舶来物から国産や地元産の良さが見直されることになりました。幸せの青い鳥じゃないけど、幸せになる食事は一番身近なところにあるんでしょうね。

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志摩で櫨蝋絞り体験

2008-10-04 21:27:16 | 復活奮闘日記
今日は糸島郡志摩町で櫨の実を搾って蝋を取り出し、ろうそくを作る体験をしてきました!

場所は海の見える山にあるTさんちの自宅。まずはお昼にTさん自作の手打ち蕎麦をいただきました。

庭にシソが植えてあってシソの実をかけて食べます。香りが素晴らしかった!蕎麦もウマかった。

現の証拠。乾燥させて煎じて飲むそうです。


さて、いよいよ蝋づくり。まず櫨の実をこうやって突いてつぶしていきます。


潰した実をさらし布に包んで茹でます。なんとこれも薪を使った自家製カマドでした。




茹で上がったら、それを金型の容器に入れます。後ろのセントバーナード犬はさくらちゃん♀。おとなしかったです。


ジャッキを利用したTさん自作の蝋絞り器。次第に蝋が絞られてきました。


絞った蝋です。結構できました。約15%は絞れるみたいです。


イグサ(灯芯草)芯を巻いて、ヘタクソながら和ろうそく用の芯を作り、試飲用のカップに流し込みます。

できあがり!後はしっかり固まったらハサミでカップを切って中のろうそくを取り出します。

こうやってできるだけ原始的な方法でやりつつも、なんとか蝋絞りはできるんだってことに感動しました。よく考えたら、江戸時代にはみんなが絞ってたわけだから、そう難しくはなかったわけです。しかし、今の時代では、ついついもっと楽ちんにできる方法はないかな~?と思ってしまいますね。

今日は手作りの美味しい食事をいただきながら、ぜいたくな半日を過ごさせていただきました。

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ジョイナスに掲載

2008-10-03 21:15:09 | 復活奮闘日記
毎月、市が出している「広報くるめ」に、久留米市市民活動サポートセンター「みんくる」による「ジョイナス」という情報紙が挟んであります。今月号の「ジョイナス」に、当委員会の記事が掲載されました。

こんな感じ。

この時のインタビューも一時間ぐらいありました。いろいろ話を聞いて、それをまとめて書くのは、それなりに大変そうだなぁと思いました。「みんくる」さん、うまくまとめていただいて、ありがとうございます。

さてさて、明日と明後日は久留米の六角堂広場で、筑後の郷土の味大集合とちっごスローフードフェスタが開催されます。
六角堂広場に、ちっご中から集まった郷土の料理の出店が出るので、私は日曜あたりに行ってみようかな~と思ってます。特にMINOU SLOW CAFEでは、完熟柿のソースを使ったコロッケが目玉だそうです。それに、昨日紹介した「キャンドル作り&おはなし会」をレポートしたチラシも配る予定です。(なんとチラシ作成は不肖elsterが担当いたしました。)他にもいろんな出店が出てるそうで、詳しくは日曜の報告をお待ちくださいね!

筑後スローフードフェスタの公式サイトはこちらです。

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日本農業新聞に掲載

2008-10-02 20:39:12 | 復活奮闘日記
9月20日付けの日本農業新聞にキャンドル作りと和ろうそくの夕べのイベントの様子が記事になって掲載されました。
業界紙なので、ようやく手に入ったのが昨日。トップニュースを見ると、太田農相の辞任のニュース。ああ、たったの半月前なのに、なんかずいぶん昔のような気がするなぁ。もう総理も替わったし。

記事の部分はこちらです。


ついでにこの日の様子をカメラマンの小原さんが撮影した写真です。

ねっ?!参加者が多かったんですよ。

ちなみに作った竹のキャンドルがこれ。かわいくて大好評でした。

櫨蝋の緑色と、竹の緑がよく似合ってますね。

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