25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

桑田佳祐の「ひとり紅白歌合戦」

2019年06月07日 | 音楽
 6月5日に予約注文していた「桑田佳祐 ひとり紅白歌合戦 三部作コンプリートBOX」が届いた。生涯幾度となく観るのだろうと思うと、焦らず観なくてもよい。というわけで、細君が東京に出たので、7日、金曜日の夜、ひとりで観ている。第一回は61曲。桑田佳祐ワールド全開のチャリティーライブである。Act Against Aids のライブということだ。ギター、ダンス、ブラス、コーラス、ストリングス、パーカッションなどなどにも気をつけて観ている。
 例えばコーラスという役割はボッとしていられないのだ。なぜなら、「関ジャム」でコーラスの技術についてボーカリストたちによる詳細な説明を聞いたのだった。郷ひろみのように声を前に張り出してくる歌手やExile のボーカルのように声を奥に引っ込めて出してくる歌手とではコーラスのしかたも違うのだそうな。そんなことも気にしながら見ているいたら、突然、コーラスの女性二人が舞台中央に出てきてザ・ピーナツの「情熱の花」を主役となって歌い出した。やっぱ、上手である。ピーナツくらい上手い。
 知らない曲が2曲あった。スピッツの「ロビンソン」。スピッツと言えば今の朝ドラ「なつぞら」の主題歌を作って歌っている。あれ、まあ。もう一曲は倖田来未の「キューティーハニー」。

 まあ、なんと言っても、桑田佳祐、サザンオールスターズの愉快さは曲を脇に置き、第一に挙げたいのは、ダンスの面白みにある。下手か上手かよくわからない。EXILE のような型にカチッとはまったダンスではない。これが舞台(映像)の中をチョコチョコ動くいて面白い。次にコーラス。次はバイオリンの金原さんとギターの斉藤誠さん。サービス精神も旺盛。テレビでも必ず桑田佳祐ととも出てくる。そしてブラス。2015年くらいからは特によくなっている。

 かっこよさはめざしてないのが桑田佳祐。ひとり紅白も完結した。
 ぼくが生きた時代に、松任谷由実、中島みゆき、井上陽水、矢沢永吉、そして桑田佳祐や、竹内まりやや宇多田ヒカルが出ていて才能を発揮し、ぼくらを楽しませてくれた。同時代に存在し得たことをありがたいと思う。彼らをリスペクトする。そうそう、最近松任谷由実の「夕涼み」を覚えた。