今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

自分に合った「にゅうめん」の食べ方。

2017年05月21日 | 今日の料理
実は「にゅうめん」が嫌いだった。
なんでこんなボケたモノがあるのだろう?
蕎麦アレルギーだけれど、それでも「そば屋さん」や「うどん屋さん」は世の中にあるけれど、そうめん屋さんはあまり無い!!
それは昔から素麺がお歳暮など贈答用の品として丁重に扱われてきたからなのだが、
それにしても「にゅうめん」は~、冷やっとしてツルっとした感じを殺してしまうから~、素麺に含まれる油脂分や塩分もなんか自分が持っていこうとする造り上げたスープの味の印象を変えてしまうし、扱いヅラかった。

で、兵庫県の龍野=たつの市(軍師「官兵衛」でも出てきた場所)が醤油と素麺の産地だとなにかの本で読んでいて、ああ~、なぜ新しくなった姫路城を観に行った時に寄らなかったのだろう?と優しそうな場所なんだなと足を伸ばさなかった事を残念がっていたら、ふと・・・、
そうだ、にゅうめんが優し過ぎて、苦手ならアクセントを自分で付ければいいんじゃね?と、
捌いた魚の骨を茹でた出汁が余っていたので、味を付けて、

茹でて水で締めた素麺(にゅうめんでも水で締めるとは思わなかった・・・これが今までいけなかったのかな?)を

器に盛り、

大好きな大葉とミョウガをきざんでおいて、

小ネギを散らた熱々のスープをかける。

たっぷりの薬味を乗せて完成(自分は薬味が好きなので下記は乗せ過ぎです、好みで)。

美味い、これだ!!

これなら好きだ、食べられる。

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鮭の焼き漬け。

2017年05月21日 | グルメ
鮭の焼き漬け・・・普通、日本語として、鮭の漬け焼きじゃないの?と一瞬思うだろうが、実はこれ、塩をふっていない「生鮭」を焼いてから漬けるものなのです。

焼いて(←あまり焼き過ぎるとパサパサになるので普通に火が通るぐらいがポイント、ま、その加減がどの焼き魚も大事なのだけれどね)、酒と醤油に、今回は鮪のヅケを作った時のヅケ汁が余っていたのでそれを再利用。

割合としては酒類2:醤油1の割り合い。
(ヅケ汁も同じ割り合いだったから良いかな?って、ワリと日本料理は調味料をスライド出来る事に気付く)
酒が弱い人や酒臭さや醤油のカドを取りたい人は酒と醤油を合わせた時に煮立てるから、丁度煮立ててあるし、再利用してしまえって。

途中1回ひっくり返して30分ぐらい漬けると、ちょっとパサついた焼き鮭が酒と醤油を吸ってシットリしてくるので滅茶苦茶美味しい。
(しかも簡単)
風味としては、寒い新潟らしく味は濃いけれど・・・、フワっとした風味というかアタック感が意外なほど優しい。
ご飯に滅茶苦茶合う=新潟や北陸は酒所でもあるので勢い日本酒にも合うという事か。



POINT

・汁に漬けた状態で、数日保つらしが、それだけ味が濃くなるので注意。
(濃い味が嫌いだし、自分は翌日濃さを確かめて速攻で出した)

・鮭の脂の部分(ハラスっぽい部分)は脂が醤油をハジク為に少し漬かり方が遅いので注意が必要だ!!
 ↓
・なぜか脂の乗っていないパサッとした部分がシットリして美味しい気がするので、ハラミのような脂の乗っている部分はそのまま味わって、パサ付いたのがシットリした部分だけを漬けて食べてもアリかな?って(←昔の人の智恵かも?)。

・ただ、生鮭は保存性に優れていない為に高いんだよな~。
(中々、私達の口には・・・)




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食用菊を勉強してみた。

2017年05月21日 | 素材
刺身に付いてくる食用菊の花びらってなんであるのか解らなかった。

寧ろ、この分、価格を安くしてくれよ~って思っていたが、古文書を見ると、その使い方が書いてあったので覚えてみる。

先ず花びらとガク(←中央の部分)を外して、

色止めの為、僅かに酢を入れたお湯で1分ぐらい茹でる

布やキッチンペーパーで濾して(和食は濾すのが多いなあ~・・・紙が勿体無い、サラシを手に入れるか?でも何処に売っているのだ?)

水で冷やし。

or

水で冷やしてからザルで濾す


などをして、
さらしや紙の上でスプーンなどで花びらをかき集め(?・・・ウザイぐらいに大変)

水気を絞って添える、又は2杯酢や3杯酢なので和えて盛る。醤油に散らすのも良い!!

なるほどな~、昔何回か食べた事があるけれどあの時みたいにもっと菊の風味が効いていたらな・・・(茹で過ぎかな?)、アレ?もしかしてスーパーのは先に茹でてあるのか?

ま、とりあえず覚えたから。

調べると菊は中国では延命長寿の花として漢方薬にも使われてきて、日本では江戸時代から食用菊を食べるようになり、松尾芭蕉も好んだとのこと。
当時から食用菊の殺菌効果やコレステロールの低下、抗酸化作用に期待されていたという。

愛知、山形、福井などが名産との事で、山形には菊味噌なるものがあり、それを味噌汁にするらしい。
菊、独特の風味があって美味しいらしい、是非飲んでみたい!!





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