最今流行のフライドポテトの作り方にトリプルクックという方法がある。
トリプル=3、←つまり名前が示すとおり3段階に分けて加熱調理をする方法。
以前の、
フライドポテトの練習ではまだ経験不足だったのだが、今回は挑戦してみる事に。
先ず、基本はジャガイモの皮を洗う、

皮を剥くのでそこまでビカビカでなくても良いがタワシで、水につけながら。
(冬場は冷て~)

古いジャガイモは芽を取って。

皮むき
(ピーラーって便利だなぁ~、誰が考えたんだろう?(「人々の役に立つ」という志もきっとあったんだろうな)天才だ。あと、ふと日本の大工さんのカンナみたいだなって思った。

ウェッジカット(くし切り)かストレートカット(拍子切り)にする。
(今回はウェッジカット)
剥き終わったら半分にして更に3~4等分する(薄い方がポテチに近くなるけれど、
その分、壊れ易くなる)
家に芋が2種類あって大きくて色が薄い方がさっき買ってきた男爵で(様々な料理への汎用性が高いからつい男爵を買ってしまう、メークインだと組織の密度の粘りが多いので油をはじいて
完成形の表面がベタっギトっとしてしまうようだし)、
小さくて黄色いのは~なんだろう?、
色的に「インカのめざめ」系だよな?。。。

水でさらして
デンプン抜き。

水道出しっぱなしが、
凄く嫌だったので箸でグルグル混ぜたら(手だと冷たいから箸にした)、即デンプンが流れ出て時短出来た!!(
ラッキー)

1~2回の汲み替えで
デンプンで白く濁っていた水が透明に。

お湯を沸かす(
↑上記のこの速度なら最初から沸かしておけば良かったな)・・・カタチを壊さない為に根菜だけれどお湯から。

お湯が沸いたら、塩1つまみぐらいかな?(自分は塩気がキライだから、別の意味もあるのだろうけれど、でも塩気でアタック感が強くなるのが嫌だった、優しくありたい)

水を切ったジャガイモをザルから入れ、強火で5分前後ぐらい(
茹で過ぎるとボロボロになって崩れてしまうので7割~8.7割ぐらいか?、串で刺していないから解らないが)。

時間がきたら、鍋に
ドバドバと流水を注ぐ
※ジャガイモを加熱してそのまま空気に触れさせておくと、余熱で火が入り続け、更に水分が蒸発していき、粉を吹いてしまい粉吹き芋になってしまう為。

まだ硬めだからザルにとっても、型崩れしない。
(
余熱って結構残っていて、流水が冷たくなっても、芋自体は熱を含んでいる場合があるので、
触ってみてまだ熱を帯びていたら、もう1度きちんと流水で冷ます)
※ここで気になる事があって、茹でてさらした時の水滴が高温の油でハネないかな~?って怖いんだよね、どうやったら水を完全に切れるのだろう?(冷凍?、←いやまだその段階ではないだろう)・・・いろいろやってみたが、キッチンで場所を取って
雑多な作業場になり整理整頓が出来ていない作業場は必ず事故が起こるので、寧ろ油を使うのに
この注意力散漫は危ないと気付いて水切りはザルだけで諦めた。

フライパンに油を入れ、火を点ける。

揚げ物の網やザルは網目に詰まった油を洗うのが大変なので、自分は昔風に新聞紙にキッチンペーパーを敷いて(キッチンペーパーを敷くだけ現代的か、あ、でも昔の揚げ物屋さんの網とかだったらもっとエコなのかな?、いつか古い揚げ物屋さんを見て勉強しようっと!!)

最初は120度~140度前後で揚げるらしいが、温度計は~、どうも温度計が苦手で(うちの温度計の水銀の温度と油の温度が違う様な気がして、
もし引火したらOUTだから)、菜箸を入れて泡の量で測る事にした。
(ビビリな自分はその方が火加減をコントロール出来るし、大体、慣れないうちというか慣れても、プロでも無いのに
いきなりピンポイントの温度を目指そうとするから一気に引火をするんだと思う、大体目測の2段階~1.66段階
『下の温度』を目指すと、まあ
少しは安全な気がして、あまりにも温度が足りなければ少しだけ上げれば良いし、引火するよりは、まだマシかなって、勿論揚げ時間も関わってくるけれど)

水滴がハネないかな~と
1個だけソッと入れてみる。
(ビビリなもので、臆病な方が長生き出来るし、ビビリじゃなかったらとっくの昔に20回は死んでいたわ、うち7回は撲殺されていたと思う、そういう世界ってあるんだ、だから互いの一線を越えないんだよ、所詮、動物だもの、勝ったとしても無傷じゃいられない、必ず『報復』とかもあるし、願わくばエスカレートせずブレーキが効く世の中になる事を目指したい)
↓
お、低温だとほぼハネないんだ!?
しかもザルからではなく、
手で入れる事によって、
一気にバシャッとハネないし、
水分が一気に温まっている油に入る事も無いから、
少量だと入れた瞬間に、
ほぼ水分が蒸発している気がする。
なるほど、こういう原理か。だから
手で少しづつ入れるのか!!

あまり入れ過ぎても温度のコントロールが出来なくてベシャっとするから
全体量の半分をパラパラと手で入れ、そのまま低温で4分~4分30秒、温度が低ければ5分近くも視野に入れて、最後に一瞬3秒~4秒温度を上げて調整。
そうか、この最初の揚げの段階で8割~9.4割ぐらいまで熱を通して軟らかくし、
(油が滑るので油の中ではなく、皿やまな板においてから箸や串で刺して入るぐらいの軟らかさ・・・但し参考までに書いておくが
切った断面が三角形になっている場合は太い部分に火が入っているかで確認できる、
必ず皿か、別の容器の中で刺す事)、
周りを固める訳ね。
※
トスカーナポテトではないが壊れないように周りを固める必要があるから
最初はなるべく動かさない事!!
あと
※タイマーをかけても気を逸らさない事。
(不安だったり、危なそうなら火を切ってしまえ、
料理は火を切ればそこでSAVE出来るものが殆どだ、慣れてきたら又温度調整でやり直せる。で、モスやHubへ行って食べればいい、芋の為に命を失う必要は無い)

時間がきて、周りが固まったので(キッチンペーパーの上で箸で刺しても入るし)、キッチンペーパーの半分側にあける(
自分は穴空きお玉を使って油を切った)。
残り半分がまだ生なので、低温の油に手で少量づつ入れて周りを固める。
(
その間に先程揚げたポテトが余熱でほぼ完全に火が入る、
だから絶対に焦らない事だ)

後半の半分が揚げ上がったら、火を少しだけ強くして
最初に揚げたポテト(余熱で火が入った方ね)を、やはりパラパラと投入(お玉に乗せてバラバラっとでも良いかもしれない、まあこの量なら手でも)。

揚げて少ししてから穴空きお玉とかでかき混ぜてみると、サクッと、カラッとして、
ポテトが軽くなってくるのが解る(
恐らく、これが揚物を「Fry」と呼ぶ理由なんだなって感じた)、
ポテトとポテトがコスレ合うとカサカサって感じで
(カサカサと音がそこまで大きく出ないけれど、
お玉の先から微妙に軽い振動が伝わってくるのが解ると思う)

温度が高ければ弱め(引火しても困るから)、低ければ強め調整をしうっすらマジで
軽く色付くまで揚げると比較的、カリッ、カラッ、カサカサって感じで仕揚がる(←漱石風に漢字をなんて、ね)。
揚げ上がったら、又、キッチンペーパーに取り(
勿体無いので同じ紙を使った、自分のお金で払って買ったキッチンペーパーだもの、
お店だったらこれだって経費だ、
裏紙1枚からお金(経費)なんだ、←(強制ではなく)そういう
心掛けが自分を戒めてやり過ぎて失敗しない様にブレーキをかけさせてくれるから大事という意味、身銭を切るヒリツク感覚っていうのかな、普段からそうだからギャンブルはしないの)
↓
熱いうちに塩を振って(
他の調味料をつけたり、後で塩を足せるから最初は薄味の方が良いかも・・・
そっかビネガーや酢類の酸味は少量の塩味を補えるから、フィッシュ&チップスはモルトビネガーをかけるのか!!、ロンドンで1軒だけ「かけんな」「出てけ」って言われたのはなんだったんだ?味無しで食べたが、何もしていないのにいきなりスゲーけんまくで言われたけれど・・・ヘイトか?、男だからか?、まあ、昔話だけれど)、サクッと混ぜる(熱かったら菜箸で、荒熱が取れたら手で下から上にって感覚が良いかも)

もう半分もカリッと揚げる(
少し優しい色ぐらいの方が良いんじゃないかな?その方が少しでも安全だし、余熱で少しは加熱されて揚がるし)。

で、最近(といってもこれを出す頃は後なんだろうな)、フライトポテトにマヨだけではなく
カレーソースを添えて食すという傾向がある事を知ったので、たまたま3日前に作ったカレーが余っていたので(ちゃんと毎日火は入れている)

出来上がったフライドポテトに添えてみる。でも、
所詮カレーライス様に作ったカレー(野菜カレー)なので、純粋なカレーソースではないから、なんか薄いなって感じ。
ソースでは無いわ。

やはり先ずはそのまま食べてからの~~~→
モルトビネガーでしょう!!

スゲー、美味しい。
シャレにならんわ。
「インカのめざめ」系の色をした小さい方が芋の味を主張していて美味しいかな。
次は凍らせていつでも直ぐ食べられるようにしてみるか・・・?(←
組織が壊れて食感が悪くなってしまうんだよなー)。
引火した時の対処の仕方を覚えておくと、より、安心感を持って調理に専念出来るだろう。
イザという時、知識の通り動けるか?は別だが。。。
<発火した時の対応を
あくまで簡易的にだが記しておく、詳しくは専門的に調べて下さい>
大きい蓋で酸素を遮断する手もあるが

少し搾って軽く濡れた鍋を覆える大きさのタオルを菜箸に引っ掛けて手前から2枚~3枚かける。

完成形はこんな感じで、
空気を遮断する事。
酸素が無ければ火は燃えないから