今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

こういうのが1番好きなのよ(追記あり)

2021年09月04日 | 素材
たいそうな事ではないのだが
安かった鯛のアラを茹でたものを好みの調味料で食べる
(しゃぶり付くように)

調味料はなるべく家にあるモノ
山葵と醤油はテッパン!!
塩と山葵、これもオモロイ
塩と胡椒も、少しだけ和洋折衷な感じ風でアリ!
他に酢醤油なんて組み合わせもある。
食べる人が好きな調味料で食べれば良い(イギリス料理式)

キチンと火は通すが、茹で過ぎて出がらしにならないように。
こういうのは鮮度も影響をするが、でも刺身程、鮮度の味への影響度は(当然)少ない。

 四方を360度グルリと海に囲まれた日本やイギリス等の島国的地形や、例えばイタリアの一部みたいな海に面した地域では、比較的新鮮なモノが手に入ったので素材を活かす方向性な気がする。
逆に敵国と陸続きで首都や王宮を内陸部に移動させなければならなかった国や地域はそれだけ食材(素材)の輸送に時間がかかった為、腐敗を防ぐ為に塩辛くするか、マスキングをする為にハーブやスパイスをふんだんに使ったのでは?ないかと私は重ね々々提唱をしてきた!!
パリや京都の漬物文化や鯖街道への過程、暑い国、概ね味とか・「味のアタック感」が強くは無いだろうか?

 結果的に【ヌーベル・キュイジーヌ】ではないが、
工程を極限まで削除し
素材を活かしつつ
地産地消で鮮度の良い素材を~って
カタチに繋がっていったし、
アラン・デュカスの(日本向けの?)本とかを読むと素材が活きてんなーって、感じたりもする。

 ほぐした身を少し残しておいてタッパに入れておき、鯛を茹でた出汁に醤油と酒「だけ」を足して味を整え、炊き込んで(ほぐしておいた)身を混ぜ込み『鯛めし』にする事も出来る。
炊き込みご飯に塩を入れると、ピリリとしたアタック感が強くなるので、ワザと入れず、出汁にも塩気があるし薄っすらと醤油の風味にする。
生姜とかも最初から入れてしまうと、最初から最後まで全部生姜の味で支配をされてしまうので、それじゃ飽きるし変化が無いからツマランので

薬味を足したければ、後から食べる人が足したいモノを足したい量だけ入れるイギリス料理方式にしている。

当然、塩気が足りなければ(食べる人が)醤油なり塩を足せばいいが、和食自体が塩気が強いので最初は薄くしておいて間違いは無いだろう!!!
(スナック菓子ではないのだから、塩気が濃過ぎると、アタック感が強く、主菜や副菜・味噌汁等・香の物ともぶつかりまくる
(アラなのではほぼ必ず入り易いので、作る人だけではなく、食べる時に注意をしよう

きっと中和をする為に主食という概念があるんだと思う。
西洋料理に主食という概念が無いと言われる事を読み聞きする事が多く、
「パンがあるではないか!!」という指摘には・・・
私は英国料理のパイ料理近年、オレンジ色はリンクのルールにしている)で周りを覆っているパイ生地が昔、畑に行く時にポークパイのように(私はポークパイだけはあまり好きでは無くて・・・煮汁をゼリー状に冷やし固めるからか塩気というかアタック感が強い気がして・・・)前夜に残ったシチューをパイ皮に詰めて焼き、それをポケットに入れて行って、お昼に食べ、周りを覆っていたパイ皮を畑にそのまま捨てていたという話(←現在は違うが)を何度も読んでいるうちに、
西洋のパンという位置付けは、素材を掴む又は、包む概念に近いのではないのだろうか

と、パイ生地は勿論、素材を乗せるカナッペみたいなカタチなり、サンドッチみたいなの等を、掴むモノとしての方向から観る事でより、なんか理解みたいなモノがより「深まった」気が身をもってした。
(パスタはよく「日本で言う所の味噌汁代わり」だって書かれている事が多いし・・・やはり「主食」という「概念」無いんだと思う・・・)

 「粒食」って実はスゴイ!!ってよく言われる事は、もっと舶来コンプレックスを蹴散らして日本人というかアジア人は自信を持っても良いのではないだろうかって、
勿論日本人として生まれ、日本食で育ち、子供の頃にイギリス料理で料理に目覚め、(ここのブログに出していないもっと実践的なモノもそうでない強制的にやらされたモノも含め、)いろいろやった上で一周回って、外からも日本を観た感覚で、そう強く思えた「今回の」鯛のアラを茹でたモノのインパクトの強さよ!!

例えば薄めにしておくと、やや薄くした昆布の煮物と合わせたりする「複合技」も可能!

「旨味」が倍ドン更に倍となって口の中や脳内に一気に押し寄せる

 豚肉を少な目の湯で茹でて・・・

網で灰汁とかを濾してしまい
(本当は湯が多い方がいいのだろうが、家の場合、あまり湯が多いと出汁が増え過ぎて後で面倒だから、そのまま捨てると水道管に詰まる可能性もあるし基本、麻婆豆腐カレーにしてしまうので捨てないが・・・)

しゃぶしゃぶ風にし、梅酢を使わない紅生姜ガリみたいなもん)の、酢が余るので、それを醤油で割って漬けダレにしても。
豚肉と生姜って合うし。

勿論、鶏肉(噛んでいると味が出る胸肉・モモ肉)でも牛(米国産又はEU圏では輸入すら禁止されている成長ホルモン剤を使っていないというモノ)でもラムでもなんでもいい。
「概ね」素材をあまり択ばない気がする・・・

 鶏肉なんかも胸肉をこのままだと大きくて火を通すのに時間がかかるので

繊維に沿って切り

そんなに多くない湯で茹でる。
茹で汁が沢山あり過ぎると後で面倒

灰汁は取る。

弱火で1分~2分

五徳からあげて蓋をして余熱で。

冷めるまでジックリと火を入れたら

1個割ってみる・・・お、シットリ火が入っている。
まだ赤かったら再度コンロに乗せて加熱をするか、レンチン、そんなに身構えて作るモノでもない・・・)

裂けるチーズみたいに裂いて塩・ワサビ醤油・マヨ・辛子醤油・スイートチリソース等をつけて食べる。
※写真撮影の為、少し調子に乗ってぶつ切りをし過ぎたので旨味が残し切れずスカスカになってしまった皆さんはこういう失敗をしないように。

タッパに粗熱を取った茹で汁と共に分けて入れておき

茹で汁はカレー等に。肉は好きな時にサンドイッチやサラダなんかも良い。
(醤油とかだと、下手をしたらご飯にだって合う!!)

鶏肉を裂いて、ドライハーブを散らし、マヨで味付け。

こでいい、いやこれがいいのよ・・・朝とか白いご飯ではない時は・・・


コメント
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