エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

朝からの雨・・・

2009年07月02日 | 日記
雨の中、ぼくは打ち合わせがあって出かけた。
早めに出たので、オープンのカフェで一休み。

ホワイト・ピーチのフローズンを頂いた。



まったりとしたのど越し。
季節限定というキャッチフレーズには弱いのだ。

ぼくの目の前の風景は、こうなっている。



ここでPOMERAを開き、原稿を書いていた。

都内某駅の地下1階のフロアーである。





       いつもの・・・


    そう
    いつものカフェで
    時間を打っちゃっている

    その時間は
    かつてぼくを責めたものだが
    いま
    その時間がぼくを温かく包んでいる
    
    時間と友だちになって
    ぼくは
    新しい生命力を得たのかもしれない

    新しい次元の中で
    ぼくは
    改めてジャンプした
    
    次元がはじけた






カフェを出て足元を見ると、ひび割れたアスファルトと苔むしたマンホールの蓋があった。





この街は・・・旧い。





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                         荒野人


    

薔薇の奥部には

2009年07月02日 | 日記
もしよろしかったら、薔薇をお見せします。

この1枚は、枯れかかっていましたが、色彩の魔術を感じてシャッターを切りました。




薔薇からの連想・・・。

ぼくにとっては、三島由紀夫という作家だ。

あの「盾の会」と称する武装集団を率いて、自衛隊市ヶ谷駐屯地に乗り込み「クーデター」を要求。
聞き入れられず、バルコニーで演説した後自決した作家である。

詩情溢れる作品もものにしたし、晩年(と言っても若いが)は、日本的なる耽美主義に導く作品を世に問うた。

前者の作品は「潮騒」。
後者の作品は「豊饒の海」作品群だろう。
戯曲では「サド侯爵夫人」が優れている。


豊穣の海を書き始めたころ、三島はノーベル文学賞に最も近いといわれた。
しかしその前に自ら命を絶った。

若き日の三島。



思い返すと、開高 健もそうだった。

三島は「薔薇族」なる写真集もリリースしている。
ウエイト・ビルダーとして、筋肉隆々とした自らの裸体を晒したものであった。

薔薇族・・・同性愛者と同義語である。

言っておくけれど、ぼくは肉食系のじじいであって三島とは趣味を異にする。






形而下の薔薇の花は、見事に咲き誇り、誰をも感動させる。




ぼくの撮った薔薇の写真をスライドショーにしました。
ご覧になって下さい。


薔薇の奥部には







ある一日、ぼくは薔薇の写真を撮りに出かけた。


それは、彼女の吐息に包まれている瞬間であった。






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                         荒野人

三島の写真のみ、出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』