エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

日本の政治が変わるのか?

2009年07月15日 | 日記
実は、この草稿は東京都議会議員選挙の前に書いておいた。

選挙があった。
そして結果が出た。


政権与党として、戦後政治をリードしてきた自由民主党が崩壊しつつある。
少なくても、そのように見える。

昨日の動きは、国民不在の、自己保身としかぼくの眼には映っていない。
残念である。


ぼくは既報のように期日前投票を済ませておいたのだが、開票結果は、驚くべきものであった。
日本の政治風土が一変したかと思うほどであった。
日本の政治に関する景色が一変したのである。


かつての日本の政治風土は、55年体制に象徴される絶対権力の揺るぎなき勝利であった。
農業などの第一次産業が力の源であった。





農村は美しかったのだ。

奇妙とも言える政治の安定を支え続けてきた歴史であった。

1党支配を容認し、その保持が何ものにも優先されてきた。
それが保守であり、守旧であった。
美徳でもあった。

富の分配は、その美徳の上に成り立つドグマであった。

中小企業、いや零細企業ですらそのドグマを踏まえなければならなかった。

ましてや、農業はその典型的実践者であった。

日本医師会という法人は、開業医の組織でありその実践者という意味では例外でなかったのである。
医は仁術ではなく、算術だった。

それで成り立ってもいた。
不思議なのは、社会的ステータスの高さであり、誰もが尊敬していた事実だ。

いま医療現場は荒廃している。

農村も疲弊している。
後継者問題は差し迫った課題でもある。

「帰りなんいざ、田園まさに荒れなんとす・・・」
である。




食料自給率の低下が言われる。
全国の棚田が荒れ果てている。

耕作者がいないのである。

指呼の間に「田毎の月」は消えてなくなるだろう。

ヒトが作り上げた風景との絶妙のバランスが無くなっていく。
寂しい限りである。


東京都議会議員選挙から大きく脱線してしまった。


今日の記事は団塊の世代の「独り言」である。
ご容赦を!




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