エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ペルーの指人形

2009年07月25日 | 旅行
福岡、長崎、壱岐等の豪雨による水害にお見舞い申し上げます。
お亡くなりになった方のご家族へ、謹んで哀悼の誠を捧げます。

               


さて・・・。

ペルーはインカ文明の発祥の地。
アンデスの峰々を背後に、前方には海が迫り、その間の乾燥地帯に人々が生活している。

だから、ペルーは遺跡の中にある国である。
ペルーやボリビア、チリ、アルゼンチンなど折に触れて紹介したいと思う。

チリのイースター島ではモアイ像がぼくたちを迎えてくれる。
来年は、イースター島が皆既日食を観察できる場所である。

モアイの横で皆既日食を体感したいものである。


今日は、ペルーの街角で指人形を売るインカの末裔と思われるおばちゃんを紹介する。



歩道上にペタッと座り込んで商売してしまう。
ペルーの女性たちは逞しい。

指人形はとても可愛い。
でも、中には不思議な形のものもあり、首を傾げてしまう。

というより、不気味な感じの人形もあるのだ。

分かりやすいのはこれ!

アルパカ!

ぶたさん!

アヒル!

おそらくサボテン!


そして何だかな~。不気味な指人形。


インカは文字を持たなかった文明であった。

アンデスの高地に文明を築いたインカの人たちは、その文明の残滓(ざんし)すら忘却してしまっている。

インカの末裔は農業か、こうして露天でものを売って生計を立てている家族も多い。
彼女たちは、日に焼けるなどと言うことにこだわらない。

しかし、文明のDNAだろうか、ビジュアル的にはなかなか上手い。
ビニール袋に一杯詰め込んである。

こんな風に商品を見せて売っている。



一点一点手作りである。

そこに温かさが伝わってくる。
ぼくは、セットにして値切ろうと思ったけれど止めた。

そもそも土産店で買うより安いのである。







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                         荒野人