エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

期日前投票

2009年07月08日 | 日記
このところ人生の初物が続いている。

多くの蓮花の種類を見た。

フライなる食べ物を発見した。

岩盤浴を体験した。

品川シーサイドで298円弁当を食べた。

不思議な水を飲んだ。

etc etc etc だ。

加えて、今日は人生初の期日前投票に行ったのだ。
以前に「不在者投票」と言われていたあれである。





ぼくは東京都議会議員選挙の投票日の前日から、年1回恒例の「いとこ会」でお泊まりなのだ。

投票所は近くの「区民センター」。
多くの区民が投票をしている。

ぼくは驚いてしまった。

ええっ!今日は投票日・・・って感じだ。

かつて投票日も、こんな程度の人出だった気がする。
こんなに多くの方たちが期日前に選挙投票に出かけているのだ。
しかも、今日は雨模様。

有権者の意識がここまで高まってきたのか!と感慨深いものがあった。

因みに、東京都選挙管理委員会によると、告示後の二日間でなんと前回のデータと比して1,68倍だそうだ。
この二日間で14万9604人が投票に行っている。

結果が楽しみになってきた。


かつて、ぼくがバリバリ現役だったころ・・・。
と、いきなり回想シーン。

「棄権は危険」なんてチラシを職場に配布していたものだ。

それも、目立つように黄色の紙に赤字で印刷したものだった。
なんたる下品。

ああ、隔世の感あり。
である。

ぼくは今期待している。
選挙を通じて、日本の政治風土が変わり、新たな文化が創造されるのを。

烏滸(おこ)がましいが言おう。
団塊の世代のぼくたちにはその時代の文化を創造し、リードしてきたという自負がある。

東大・日大をシンボルとする全国大学紛争。
ぼくの大学も御多分にもれず、大学事務棟をバリケード封鎖した。

あの時代、学生運動も真剣だった。
革命前夜を信じていた。
生命をなげうっていた友人もいる。

そして現実、生命を燃焼し尽くした後輩もいた。

一転社会に出てからは、世界中から「働きバチ」と揶揄されたが、それでも一所懸命働いた。
「モーレツ」なる言葉も産み出した。

なにやら、九州の首長さんで訳もなく蠢いている方が居られる。
その方は、錯覚と自意識過剰の資本を、自らの愚行と愚かしい発言で元本割れさせて居られる。

真剣にやっていると弁明しているようだけれど、ぼくたち団塊世代の生きざまからすれば「ちゃんちゃらおかしい」のである。

その方のこの間の言動は「悪女の深情け」であって、醜悪でさえある。

ぼくはそれが誰かは言わない。
そういうタイプの方は、何処にでもいる。

あるいは、ぼくの中にも居るかもしれないのだ。
この記事は「天に向かって唾を吐く」行為かもしれない。

ぼくの言いたいこと。
選挙では、自分に素直に人を選び投票をして欲しい。
それだけだ。


人生初の期日前投票は、ぼくにとって大きな資本を蓄積できたようだ。

ぼくはいま心豊かなエピローグの道すがらである。
この事に感謝。

区民センターから外に出ると、雨が靄っている。




紫陽花がエピローグを飾っている。
このたたずまいも、ぼくは大好きだ。

この紫陽花の花の状態は決して寂しくはない。
むしろ・・・一生懸命咲いてくれた事実に感謝の気持ちで胸が痛むのだ。




ぼくの弁明。
この発言は政治的ではなく、あくまでもぼくの内なる怒りの発露であります。

この記事をお読みいただいた方で「醜悪だ!」と感じられた方には、深くお詫び申し上げます。


今日は文章が長くてごめんなさい。

ペコリ!






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                         荒野人





初めての岩盤浴

2009年07月08日 | 日記
今日ぼくは初めて岩盤浴を経験した。

一時、雨後の筍のように浴場が開設されたが細菌の繁殖や衛生面で次第に閉鎖されていった.

近頃、またブームが再燃しそうな気配であるらしい。
健康ブームが本物になってきたからだろうか。




今日の岩盤浴場のフロントである。
魅力的な女子が迎えてくれた。

女性とか女、というよりも「女子」と呼称するのが良いらしい。
確かに、女子という呼称は客体的でよろしい。

こうした施設の女子は、健康的でなければいけない!
同時に、魅力もなければならないのだ。

接客業務は、客の様々な要求に応えなければならず、危機管理を内包した難しい職種である。



この施設は清潔感が溢れている。

浴場へのアプローチだ。



さりげなく竹炭が置いてある。
竹炭は、空気を清浄してくれる。
少なくともぼくはそう信じている。

この先が岩盤のある浴場だけれど、他のお客さんがいたので写真は断念!

アプローチの前に「涼み所」がある。
その壁にこんな貼り紙が。



ドキッ!

35,5℃以下は癌に罹りやすいのだよ。
と友人がそっと言う。

またまたドキッ!


それでは、岩盤浴の効果は?

それも貼ってあった。



何気に安心して岩盤に身を横たえた。
気のせいだろうか、免疫力が高まっていく気がするのだ。

そして若返っていきそうな気配が対内で蠢いている。

友人とぼくは、良い汗を掻いてシャワーを浴びた。
良い汗・・・。
久しぶりに、良い汗をかく!その感触はとても感動的である。

この岩盤浴場内は、時々ミネラルたっぷりの水を散布してくれる。
湿度を上げ、同時に滅菌効果もあるとか。

その気配りは嬉しい。

シャワールームは少し狭いけれど、よく清掃されているので気持ち良い。


日本人には素晴らしい文化と習慣がある。
それは「裸の付き合い」と称する公衆浴場だ。

男も女も裸で風呂に入る。
お互いに相手を信頼するからこその習慣である。
とてつもなく素晴らしい文化だ。


その頂点が露天風呂であり、混浴である。

この施設は同じフロアーに、特別な仕切りもなく男女が岩盤浴している。

近くの方は一度行かれたらいかがだろうか。

ホームページはここ。
もしお近くでなかったら、近所を探して経験されることをお薦めしたい。

http://www.ishinochikara.com/index.html

ぼくたちは、この施設を出て「蕎麦と鴨の陶板焼き」を頂いた。



友人は旨そうに平らげて、言い放った。
「おれは、合鴨が好きだな」
グルメなA氏らしい。

ぼくも相槌を打って言った。
「合鴨が良いね!」
と。



汗の後の食事は、黙っていてもその摂取した栄養素が余るところなく吸収されていく。


それだけに、本物を食べなければいけないな!と思うのである。
本物とは、ぼくたちが子供のころ食べていたあのお米であり、野菜たちだ。

田圃では、稲刈りの後「田螺」がバケツ一杯捕れた。
味噌汁にすると旨かった。

野菜の葉っぱは虫食いだらけだったが、口中に豊かな青みが広がった。
絶えて久しく忘れている懐かしい味である。



とまれ、今日も友人A氏に感謝。

鴨にも感謝。








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