エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ハイビスカスが咲いた

2009年07月28日 | 日記


ハイビスカスが咲いた。
お向いさんの塀の上の鉢植えである。

緑のツヤツヤとした葉が、花弁をひと際鮮やかに見せている。


    

             ハイビスカス


        南の空の下で咲いているハイビスカスは
        楽しげに見えるのだが
        いま
        東京の汚れた空気と抜けきれない空の下で咲いている
        その姿も決して寂しげではないのだ

        花の心を失わず
        色彩の華も保ちつつ
        ハイビスカスの矜持を断固として放っている
        花の遺伝子は何処であろうと
        失わないぞ
        と主張しているのだ

        美しき東京の空は何時戻ってくるのか
        人と共鳴しながら
        そのように咲き続けよ
        と
        願うのだ






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                         荒野人


東京で咲いている花

2009年07月28日 | 日記
おはようございます。

向日葵、黄花コスモス、江戸菊、ダリア、ハイビスカス、さるすべり、むくげ。

これらは当然のように咲いている。

では代表して、向日葵、次いで黄花コスモスとご覧にいれましょう。



青空が背景だと綺麗に輝いている。



ところで、この時期に咲く藤の花があるのをご存じですか?
この夏に咲くんです。
普通は、4月末から5月に咲きます。

でも藤棚の弦の新しい枝先きから花が咲くのです。

こっそりと咲く藤の花もなかなか風情のあるたたずまいです。



可愛いでしょう?
ほとんど気が付きませんね。

もう一枚。



藤の蔓はとても強いんです。
古墳時代の巨大な石棺も木ぞりに載せてこの藤縄で運んだと言われています。

この間の「さきたま古墳」でも使われたのでしょうか?
ロマンですね。



こんな身近にロマンの種が潜んでいるんです。

万葉集ではこう謳われています。

   藤浪(ふぢなみ)の 花は盛りに なりにけり
   平城(なら)の都を 思ほすや君

           詠み人  大伴四綱(おおとものよつな)

近代では、正岡子規です。

  瓶にさす 藤の花ぶさ みじかければ
   畳の上に とどかざりけり

古今東西、藤の花は歌人の心を刺激するようですね。







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