エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

咲く花たちよ!

2009年07月18日 | 日記
今日の午後ぼくは時折小雨がパラつく天気を無視して、スタバに出かけた。



普段かけているメガネだ。

途中、花の写真を数葉撮り、この投稿記事を認(したた)めている。

注文したのは「アイスラテ」のSサイズ。
Toolサイズがお得と言うけれど、このサイズでは飲みきれない場合もある。

お腹がいっぱいになってしまうのだ。

昨日、紅いさるすべりをお見せしたが、今日は白いさるすべりがあった。



その他一年中咲いている印象のある「ランタナ」。
ピントが甘いとこうした写真になってしまいますね。
ゴメンなさい!



そうそう「トランペットの花」も綺麗だった。
一輪だけ咲いていて、とても穏やかに花弁をぶら下げていた。



この花は大盛りに咲いているのを見かけるが、一輪だけが咲いているのは印象を深く刻みつけてくれる。

鉢植えではないけれど「シラン」の花。



なんと白いコスモスが咲いていました。



これは不如帰(ほととぎす)の花。
これからいっぱい咲いてくれる花である。



蕊(しべ)に焦点を合わせてみた。
宇宙人の触覚みたいだ。



石川啄木にこんな歌がある。

   友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
   花を買ひきて
   妻としたしむ

おとこには、そんな日が必ずあるものだ。

社会の歪み、人間関係、秩序、序列、上下、タテ社会、ヨコ社会・・・。

色々ある。

せめて花を愛でる精神的ゆとりだけは大切にしたいものである。


いまも外はムシムシしている。
ああ、高原の涼が懐かしい!







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                         荒野人

さるすべり

2009年07月18日 | 日記
さるすべり ラヂオのほかに 音もなし

夏の暑さが伝わってくる句である。



しかしこれほどまとまって咲いていると、なんだか風情が感じられない。
やはりさるすべりは、1本が良い。

夏の午後、うだるような暑さの中で1本のさるすべりが赤い花を着けているのは、やはり暑さを感じるものだ。


中村草田男にこんな俳句がある。

   百日紅 乙女の 一身 またたく間に      中村草田男
  (さるすべり おとめの いっしん またたくまに)

また、季語ともなったこんな句がある。

   万緑の 中吾子の歯 生え初むる        中村草田男
  (ばんりょくの なかあこのは はえそむる)

この句によって、「万緑」は夏の季語となったのである。


昨日、午前中は雨だったのだけれど、午後、このさるすべりの上には、こんな空が広がっていた。



昨日は、東北地方は豪雨になっていたという。
北陸もまだ梅雨は明けていない。

関東は戻り梅雨だろうか?


昨夜は温泉に出かけた。
東京と東北の一部でしか湧出しないと言われる「黒湯」の温泉である。



この黒湯は、海草などが腐蝕質になって湯に溶け込んだものである。
舐めるとショッパイのだ。

温泉の解説では、この湯が出来たのは「太古の昔」となっている。
確かに、東京は太古海の底だったとされている。


昨日はいつもよりお湯が黒かった。
湯壺に浸かって、下を見ると臍(へそ)のあたりでもう漆黒の闇!だ。
太古の海の底の色はこんなだったのだろうか。

夕景の空を見上げながら、寝湯でうたた寝をしてしまった。



東京は、今朝この時間雨がチラついている。






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