昨日から、1泊で埼玉県の秩父郡小鹿野町、西谷津温泉に行って来た。
山を越えた先にある集落である。
東京から国道299号線に入り、ひたすら進んで行くと正丸峠を越え秩父地方に突入する。
生丸峠を越えると、道路脇には紫陽花が点在していて目に飛び込んでくる。
山紫陽花が多い。
いかにも山路を行く!といった雰囲気である。
この紫陽花の群落的たたずまいは、後日デジタル・ブックで紹介しよう!
今日は、目的地に到着するまでの道すがら目に飛び込んできた風景を紹介しようと思うのである。
その1 ねむの花が咲いていた。
優しい色で咲いているが、なかなかに強い木である。
ぼくは、この「ねむの花」というタイトルに強い思い出がある。
女声合唱曲「ねむの花」である。
壺田花子 作詩
中田喜直 作曲
である。
その詩が素晴らしいのである。
ねむの花
あなたはつかれた
おねむりなさいというように
ねむの花が咲く夕べ
夢のような夕べ
あれはやさしい淡い花
房のような花
風の中で誰か歌う
鳥のように
光のように
とぎれとぎれの思い出しても
声には立たぬ
あれは昔の愛の歌よ
変りはてたこの世の岸辺
にがくたたずむ私の胸に
ふたたび淡い夢を盛りあげ
房のような花
夢をすすめるねむの花
やさしい腕によりそって
愛に溶け入る眠りは忘れ
くるしい眠りのみが私を誘う
流れの早い
この世の岸辺に
素晴らしい詩でしょう?
ぼくは、この詩があったから女性合唱曲の名曲が産まれたのだと思う。
その2 廃校があった。
芦ヶ久保小学校である。
その校庭で親子が遊んでいた。
この親は、この学校の卒業生なのかもしれない。
ブランコはまだ周辺のこども達が遊んでいるのだろう。
現役然としている。
校舎を守るように「二宮金次郎」の石像が立っている。
薪を背負子で背負い、読書をしている。
定番である。
団塊の世代のぼくたちの時代。
かつては、どこの小学校にも有った。
武者小路実篤の「仲良きことは美しき哉」の色紙がどこの家にもあったように。
しかし、今はその二つともほとんど目にすることが無い。
こどもたちの絶対数が減少し、いまや日本は少子高齢化社会になってしまった。
全国で作られた団地から、こども達の歓声が聞こえなくなった。
寂しい限りである。
誰もが安心して子供を産み育てられる社会。
とても大切なセンテンスである。
そしてヒトであることの証左でもあるのだ。
今日は東京都議選の投票日。
未来を託した大事な僕の1票は、果たして「生きる」1票になるだろうか。
今夜の開票が楽しみである。
にほんブログ村
荒野人
山を越えた先にある集落である。
東京から国道299号線に入り、ひたすら進んで行くと正丸峠を越え秩父地方に突入する。
生丸峠を越えると、道路脇には紫陽花が点在していて目に飛び込んでくる。
山紫陽花が多い。
いかにも山路を行く!といった雰囲気である。
この紫陽花の群落的たたずまいは、後日デジタル・ブックで紹介しよう!
今日は、目的地に到着するまでの道すがら目に飛び込んできた風景を紹介しようと思うのである。
その1 ねむの花が咲いていた。
優しい色で咲いているが、なかなかに強い木である。
ぼくは、この「ねむの花」というタイトルに強い思い出がある。
女声合唱曲「ねむの花」である。
壺田花子 作詩
中田喜直 作曲
である。
その詩が素晴らしいのである。
ねむの花
あなたはつかれた
おねむりなさいというように
ねむの花が咲く夕べ
夢のような夕べ
あれはやさしい淡い花
房のような花
風の中で誰か歌う
鳥のように
光のように
とぎれとぎれの思い出しても
声には立たぬ
あれは昔の愛の歌よ
変りはてたこの世の岸辺
にがくたたずむ私の胸に
ふたたび淡い夢を盛りあげ
房のような花
夢をすすめるねむの花
やさしい腕によりそって
愛に溶け入る眠りは忘れ
くるしい眠りのみが私を誘う
流れの早い
この世の岸辺に
素晴らしい詩でしょう?
ぼくは、この詩があったから女性合唱曲の名曲が産まれたのだと思う。
その2 廃校があった。
芦ヶ久保小学校である。
その校庭で親子が遊んでいた。
この親は、この学校の卒業生なのかもしれない。
ブランコはまだ周辺のこども達が遊んでいるのだろう。
現役然としている。
校舎を守るように「二宮金次郎」の石像が立っている。
薪を背負子で背負い、読書をしている。
定番である。
団塊の世代のぼくたちの時代。
かつては、どこの小学校にも有った。
武者小路実篤の「仲良きことは美しき哉」の色紙がどこの家にもあったように。
しかし、今はその二つともほとんど目にすることが無い。
こどもたちの絶対数が減少し、いまや日本は少子高齢化社会になってしまった。
全国で作られた団地から、こども達の歓声が聞こえなくなった。
寂しい限りである。
誰もが安心して子供を産み育てられる社会。
とても大切なセンテンスである。
そしてヒトであることの証左でもあるのだ。
今日は東京都議選の投票日。
未来を託した大事な僕の1票は、果たして「生きる」1票になるだろうか。
今夜の開票が楽しみである。
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