ススキである。
枯尾花とも言うのである。

秋風こそが似合う穂先の銀色の輝きである。

ススキは、秋の代表格の植物であり季語である。
ぼくは山梨県甲府市の出だけれど、極めて著名な俳人がいる。

をりとりてはらりとおもきすすきかな 飯田蛇笏
この人である。
甲府近郊の丘陵の中腹に居を定め、秀句をものにした。
すすきのほが、はらりと重い。
素晴らしい感性である。

すすきは山に密生して真価を発揮するけれど、川辺もまた見事である。

霞むようなススキは正に秋の風物詩である。
花言葉は「心が通じる」「隠退」「勢力」「生命力」 「活力」「精力」である。
陰では無く陽の花言葉となっている。

この向こうに必ず明るい太陽がある。
花言葉は、そう言っている。
ススキの穂の印象からは考えられないイマージュである。

「おれは河原の枯れススキ」などといったフレーズは、断固撥ね退けようではないか。
「おれはみんなのすすきだぜ!」と胸を張らねばならないのである。
ススキの穂群れて揺れたる空の色 荒野人
時間と、光によって千変万化するススキである。
にほんブログ村
荒野人
枯尾花とも言うのである。

秋風こそが似合う穂先の銀色の輝きである。

ススキは、秋の代表格の植物であり季語である。
ぼくは山梨県甲府市の出だけれど、極めて著名な俳人がいる。

をりとりてはらりとおもきすすきかな 飯田蛇笏
この人である。
甲府近郊の丘陵の中腹に居を定め、秀句をものにした。
すすきのほが、はらりと重い。
素晴らしい感性である。

すすきは山に密生して真価を発揮するけれど、川辺もまた見事である。

霞むようなススキは正に秋の風物詩である。
花言葉は「心が通じる」「隠退」「勢力」「生命力」 「活力」「精力」である。
陰では無く陽の花言葉となっている。

この向こうに必ず明るい太陽がある。
花言葉は、そう言っている。
ススキの穂の印象からは考えられないイマージュである。

「おれは河原の枯れススキ」などといったフレーズは、断固撥ね退けようではないか。
「おれはみんなのすすきだぜ!」と胸を張らねばならないのである。
ススキの穂群れて揺れたる空の色 荒野人
時間と、光によって千変万化するススキである。

荒野人